ソフトバンク・森 史上6人目、最年少で100セーブ&ホールド到達!同一年W達成は史上初

[ 2020年10月12日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―0ロッテ ( 2020年10月11日    ペイペイD )

<ソ・ロ>9回、7番手で登板した森(撮影・中村 達也)
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 頼れる守護神が、金字塔を打ち立てた。ソフトバンクの森唯斗投手(28)が11日、ロッテ戦で今季26セーブ目を挙げ、プロ野球史上6人目の100セーブ&100ホールドを達成した。同一年に両方達成するのは史上初。28歳での到達は史上最年少記録となった。チームは3―0で勝ち、2勝1敗で今季ロッテ戦初のカード勝ち越し。ゲーム差を2に広げ、最短で17日に優勝マジック11が初点灯する。

 漁師の息子は骨太の体に加え、どんな場面でも動じないマウンド度胸を併せ持つ。3点差の9回を無失点で締めた森は「100」と記された記念ボードを、丸太のような両腕で本拠地のファンに掲げた。

 今季26セーブ目は、通算100個目のメモリアル。「達成するのはホームがいいと思っていた。正直ここまでできるとは思っていなかった。本当にうれしい」と、喜びをかみしめた。

 150キロ前後のカットボールを操る右腕は、入団以来6年連続で50試合登板。大きな故障離脱は一度もない。「トレーニングもしっかりできているし、オフの走り込みも大事にしている」と胸を張る。藤川をはじめ、並みいるリリーバーを上回る28歳という若さで達成できた一因だ。

 18年4月に故障離脱したサファテに代わってクローザーを務める右腕は「一番は心の準備。スイッチのオンとオフ。自分で言うのもあれですけど、一番できていると思う。切り替えは中継ぎ投手は大事」と自己分析。投球よりも、心の安定感の重要性を強調した。

 今季からチームに加入した坂口直哉コンディショニング1軍担当補佐は証言する。「一番驚いたのは森さんでした。トレーニングに対しての意識や、気持ちの切り替え方が凄い」。抑えても変わらず、打たれても変わらず。抑えに指名した工藤監督は「向かっていく気持ちを持っている。チームの中で彼が一番だった」とメンタルの強さを決め手に挙げた。

 チームは2位・ロッテに今季初めてカード勝ち越しを決め、ゲーム差を2に広げた。早ければ17日にマジック11が点灯する。残り22試合。今季43試合に登板している森は「ロッテに勝てたのは大きい。(50試合登板は)クリアしたい。全部投げるつもりでいる」と力を込めた。(川島 毅洋)

 ≪上原は43歳3カ月で日米通算100セーブ&100ホールド≫森(ソ)が11日のロッテ戦で今季26セーブ目を挙げ通算100セーブを達成した。プロ野球34人目。初セーブは16年5月8日の楽天戦。森は8月20日のロッテ戦で通算100ホールドも記録しており、国内で100セーブ&100ホールド達成は史上6人目となった。同一年にセーブ、ホールドが100に到達したのは森が初めて。28歳9カ月での達成は益田(ロ)の30歳9カ月を抜く最年少記録だ。なお、日米通算では上原浩治(巨人など)が128セーブ104ホールド。43歳3カ月で100ホールド目に到達した。

 ◆森 唯斗(もり・ゆいと)1992年(平4)1月8日生まれ、徳島県出身の28歳。海部から三菱自動車倉敷オーシャンズを経て、13年ドラフト2位でソフトバンク入団。1年目の14年から中継ぎで58試合に登板し、18年に最多セーブ。昨季はシーズン途中に右腕負傷で離脱したが、54試合で2勝3敗35セーブ、防御率2・21で6年連続50試合以上登板を達成した。1メートル76、94キロ。右投げ右打ち。父・勝美さんは漁師で、3トン漁船「唯斗丸」を所有。

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