甲南大1年生・井村 リーグ戦初完封「粘り強く投げられた」ドラフト候補から学習

[ 2020年10月12日 20:54 ]

2020年度阪神大学野球秋季リーグ戦   甲南大1―0大体大 ( 2020年10月12日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

 甲南大の1年生右腕・井村多朗(城東)が大体大打線を相手に散発4安打に5三振を奪ってリーグ戦初完封を飾った。9回には2死から安打を許す場面もあったが、最後は一塁手へのゴロで切り抜け、「真っすぐがよかったのでゾーンに強く投げることを意識していた。ピンチでもギアを上げて粘り強く投げられた」と胸を張った。

 今秋はカード頭を任され4試合に登板。9月26日の天理大との1回戦では、今秋ドラフト候補の森浦大輔投手(4年=天理)と投げ合った。結果は2失点完投も打線の援護がなく敗れはしたが「森浦さんがテンポ良く投げているのを見て、ああいう投球をしようと今日も心掛けた」と、目の前で学んだリーグ屈指の左腕の投球術を参考に、この日の快投につなげた。

 今秋2勝目を挙げるなど急成長を続ける右腕に谷口純司監督は「最後まで粘り強く投げられたのがよかった」と目を細めていた。

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2020年10月12日のニュース