巨人 50勝一番乗り!“9月の男”吉川尚 またサヨナラ打!今季4度目V打 全て菅野の登板日

[ 2020年9月23日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―4広島 ( 2020年9月22日    東京D )

<巨・広>9回2死三塁、吉川尚(手前)がサヨナラ打を放ち、ベンチから飛び出す巨人ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の吉川尚輝内野手(25)が22日、広島戦の同点で迎えた9回2死三塁から右前へサヨナラ安打を放った。1日のDeNA戦に続く月間2本目のサヨナラ打で、今季4度の決勝打は全て菅野智之投手(30)の登板試合だ。菅野は開幕から無傷の12勝目は持ち越しとなったが、チームは3連勝で両リーグ最速の50勝到達。リーグ優勝マジックは30となった。

 内からバットを最短距離で出した。練習での長尺バットから持ち替えても、感覚は体に染みついている。9回2死三塁。吉川尚がフランスアの3球続いた内角球を叩く。サヨナラ打が右前で弾んだ。

 「気持ちいいです。絶対に決めてやろうと打席に入った。何でもいいので、とにかく落ちてくれと」

 同点に追いつかれた9回。無死一塁から大城が犠打失敗、代打・パーラが空振り三振に倒れ、一度はサヨナラムードがしぼんだ。だが、フランスアのけん制悪送球で、一塁走者の若林が一気に三塁へ。局面の変化に「思い切っていこう」と気持ちも入っていた。

 「一日一日を無駄にしないように練習から意識してやっている。バットの出し方や打つポイントを意識している」と石井野手総合コーチから連日、打撃指導を受ける。8月下旬には長尺バットを使ってティー打撃。下半身をしっかり踏ん張り、体幹を使わないとバットの軌道は波打ってしまう。最短距離でバットを出す感覚を染み込ませてきた。

 1日に「川上哲治生誕100年記念試合」として開催されたDeNA戦に続く、今月2度目のサヨナラ打。9月は20試合に出場して打率・397だ。昨季は腰痛で開幕直後に離脱し11試合の出場に終わったが、リーグ2連覇へ走るチームの力となっている。

 決勝打は今季4度目で、開幕戦での逆転2ランなど全てが菅野の登板試合だ。「エースが投げるので、絶対に負けられない」という吉川尚の思いが両リーグ最速となる50勝目を生んだ。原監督も「勝負強さも出てきている。存在感があり素晴らしい」と称賛した。入場者の上限が緩和されて2日目の劇打。「ファンの応援が凄い力になる」と25歳は1万6732人に感謝した。(青森 正宣)

 ≪8月末.235から復調≫吉川尚(巨)が1日DeNA戦に次ぎ、自身2度目のサヨナラ安打。巨人で月間2本のサヨナラ安打は18年9月の長野以来。左打者では09年8月に亀井が4日広島戦、8日ヤクルト戦といずれも本塁打を放って以来11年ぶりになる。この日の先発は菅野。吉川尚の今季V打は4度目(通算9度目)だが、全て菅野の先発試合だ。8月末時点で打率.235と低迷したものの9月は68打数27安打(打率.397)と巻き返している。

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