投手3冠見えた! オリックス・由伸 千賀との4度目投げ合い制し6勝目「これからも競い合っていけたら」

[ 2020年9月23日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1-0ソフトバンク ( 2020年9月22日    ペイペイドーム )

<ソ・オ19>6勝目を挙げた山本(左から3人目)はナインと勝利を喜ぶ(撮影・岡田 丈靖)
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 1勝の重みが違う。千賀とのエース対決を制し、首位の敵地を沈黙させた7回無失点。隠しきれない満足感がオリックス・山本の表情を支配していた。

 「粘り強く、リードを守って、最後まで投げられたのが一番良かった」

 4度目を迎えた至高の投げ合い。3者凡退よりも、ピンチを切り抜けたイニングに、22歳は自身の成長を感じ取っていた。

 「昨年までみたいに(気持ちが)いっぱいいっぱいにならず、いい意味の余裕があった」

 初回1死一、二塁では柳田を3球三振、デスパイネを三ゴロ。3、4回も先頭打者を出しながら、大事な場面で勝負球をコースに決め、後続を断った。吉田正に浴びた一発で沈んだライバルとのコントラスト。勝つ投球に徹し、投げ合いでのチーム戦績を2勝2敗の五分にした。

 「千賀さんはいい投手なので、自分のリズムも良くなるし、負けないぞという気持ちにもなる。これからも競い合っていけたら」

 自ら口にした相乗効果は、ファンも期待するところだ。山田(阪急)、鈴木(近鉄)、東尾(西武)、村田(ロッテ)らエースがしのぎを削ったパ・リーグの黄金時代。観客を呼べる2人のマッチアップは、もっと注目を集めていい。

 2年連続のタイトルを狙う防御率はリーグ唯一の2点台(2・63)。奪三振もただ一人、3桁(109)と数字では群を抜く。6勝目に伸ばした勝ち星でも、トップの涌井(楽天)に2差。投手3冠は射程圏にある。「開幕前からの目標なので、まずは10勝したい」。初の2桁勝利が直近のターゲット。球界のエースへ、力投は続く。(堀田 和昭)

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