鈴木啓示氏 リリーフ陣の差 阪神は淡々 DeNAは気負い

[ 2020年9月23日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-3DeNA ( 2020年9月22日    甲子園 )

<神・D(17)> 7回途中、3番手で登板した岩貞 (撮影・後藤 大輝)
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 【鈴木啓示 視点】リリーフ陣の差が勝敗を分けた。阪神の救援陣が淡々とマウンドに上がり、普段通りの投球を展開した一方、DeNA中継ぎ陣は出てくる投手みんなが必死で、気負っていた。たとえば山崎は大きな声で気合が入っているように見えるが、実はボールは走っていない。弱気だから、力が入るのだ。

 その点、阪神の中継ぎ陣は冷静に自分の役割を果たした。矢野監督の采配を理解し、選手たちの方が「このケースは自分」と自覚しているからだろう。

 特に岩貞の働きが大きかった。同点の7回無死一塁から2番手・馬場を救援し、佐野、宮崎、ロペスという相手中軸3人を無安打に仕留めた。勝ちパターンを立ち上げる役割を担い、チーム全体に雰囲気も作り出している。岩貞、岩崎に代表されるように、阪神の勝ちパターンの中継ぎ陣は常に心身両面で試合に入ることができているから、普段通りの投球ができる。

 阪神としては目の前の試合で勝利を積み重ねて行き、首位独走の巨人に後ろを振り向かせたい。この日は中継ぎ陣で勝ったが、月末からの13連戦では先発陣の頑張りが求められる。巨人を脅かすには、チーム一丸となって戦っていく「雰囲気」を作ることが肝心だ。

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