楽天・浅村 自身初1試合3発でチーム1000勝祝う!史上初“サイクル弾”寸前も「出来過ぎ」

[ 2020年9月23日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天12―4ロッテ ( 2020年9月22日    楽天生命 )

<楽・ロ>8回裏2死一、二塁から浅村は左越えに3本目となる本塁打を放つ(撮影・長久保 豊)
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 迫力満点のフルスイングではじかれた打球は次々とフェンスを越えた。楽天・浅村が自身初めて1試合3本のアーチをかけた。しかも球団通算1000勝の節目の勝利に導き「出来過ぎです。自分が打って勝つつもりだった」とクールに喜んだ。

 「勝ち越しだと差が縮まらない。3つ全部取らないと」。3連勝を心に誓った2位・ロッテとの3連戦初戦。2点を追う4回の右越え25号ソロで「量産モード」のスイッチが入った。5回には同点に追いついた直後に左中間への26号2ランで勝ち越し。8回にも左越え27号3ランでとどめを刺した。

 7回1死満塁の右翼フェンス直撃の適時安打がスタンドインしていれば、史上初のサイクル本塁打だったが、浅村にとっては価値ある一打だった。相手の東條は18年以降で8打数無安打。この試合もデータに基づいてワンポイントで投入された右腕を打ち砕いた。

 3本塁打で自己最多タイの7打点を積み上げ、27本塁打、84打点としてリーグ2冠に返り咲いた。勝利打点は両リーグ最多の13度目だ。だが決して満足することはない。「自分が打たないとこのチームは勝てない。移籍2年目でもっと打たないといけない立場なのに。フラストレーションがたまっていた」。2位ロッテとはまだ4・5ゲーム差ある。今年はパのクライマックスシリーズはファーストステージが行われない。最低でも2位以内に入るには負けられない戦いが続く。

 「一日だけ良ければいいわけじゃない。これをきっかけにしないといけない」。1カ月ぶりの3連勝、そして節目の1勝で喜ぶのはその日だけだ。新たな1勝を積み上げるために、主砲は価値ある一打を追い求めていく。(重光 晋太郎)

 ≪楽天では過去に山崎武、アマダーも≫浅村(楽)が3本塁打を含む4安打7打点。過去に1試合2本塁打は13度あったが3本塁打は自身初めて。楽天でゲーム3発は07年5月17日の日本ハム戦で山崎武、17年7月22日オリックス戦でアマダーに続く球団タイ記録。また、1試合7打点は西武時代の17年5月12日オリックス戦、今季6月27日の日本ハム戦に次ぎ3度目の自己最多タイ。チームでは08年9月23日西武戦でフェルナンデス、12年9月19日ロッテ戦で牧田に続く球団タイ記録になった。

 【楽天1000勝アラカルト】

 ☆創設16年目での大台 楽天が22日ロッテ戦で今季40勝目を挙げ、史上13球団目の通算1000勝を達成した。初勝利は球団初試合の05年3月26日ロッテ戦。

 ☆8位のスピード 通算2220試合での1000勝は、巨人の1556試合を筆頭に史上8番目の速さ。なお、最も遅いのは04年に消滅した近鉄の2612試合。

 ☆星野監督が最多勝利 チームで最多勝監督は星野仙一監督で262勝。野村克也監督はわずか6勝差の256勝で2位、3位は梨田昌孝監督の160勝。

 ☆マー君が99勝 投手別の勝利数を見ると、トップは田中将大(現ヤンキース)の99勝で、チーム全勝利の約1割を稼いだ。2位は則本昂大の85勝、3位は岩隈久志(現巨人)の65勝、4位は美馬学(現ロッテ)の51勝で、5位はこの日先発の辛島航の48勝。

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