阪神・矢野監督 8回の勝負手がズバッ 代打も代走も的中「全部絡んだよね」

[ 2020年9月23日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-3DeNA ( 2020年9月22日    甲子園 )

<神・D>8回1死二、三塁、糸井の勝ち越し2点適時二塁打に喜ぶ矢野監督(中央)(撮影・北條 貴史)
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 矢継ぎ早に繰り出した阪神・矢野監督の采配に、選手が見事に応えた。8回の攻撃は代打、代走に犠打も絡めての3得点。2軍監督時代から掲げる積極的な野球で勝負を決め、手応えを口にした。

 「全部絡んだよね。陽川が出てくれたから大賀(江越)を代走に出せたし、大賀やから(二塁)セーフになってくれた。健斗(糸原)もしっかりバントを決めてくれて。投手も流れをしっかりつくれたんで。そういうところでは全員で戦えた手応えがある試合」

 まずは先頭の岩崎の代打に陽川。2番で先発した20日の中日戦ではバント失敗があり、21日は出番がなかった中で、石田から8球粘って左前打した。

 陽川も足が遅い方ではないが、すかさず代走・江越を投入。続く近本の投前への犠打では江越が抜群のスタートと俊足で二塁に滑り込み、石田の野選を誘った。

 無死一、二塁とし、糸原が改めて一塁前に犠打。糸井の右中間決勝2点二塁打のお膳立てをした。糸井にも代走・小幡を送り、大山の中前打でダメ押しの追加点。先発選手も途中出場の面々もそれぞれの役割をしっかりと果たした。

 「僕たちはもう目の前の試合を勝つ、ジャイアンツへの挑戦権をつかむというところが今、やることなので。今日みたいな試合で全員でつないで、まず2つ取れたんで、明日(23日)しっかり取りたいと思います」

 ゲーム差は大きくても、宿敵猛追への決意を強調。言葉通り、チーム一丸で勝ち続けていくしかない。(山添 晴治)

 《継投でも攻めた》矢野監督は継投でも積極的な動きを見せた。3―3の7回、先頭だった右打者のオースティンに対して馬場を投入。不運な形の二塁内野安打となると、左打者の佐野には岩貞にスイッチした。「打ち取っても代えるつもりだった。岩貞も中継ぎでずっといい形でラッキーボーイですし」。監督就任後、回の先頭から打者1人で交代させたのは、昨年9月29日中日戦のメッセンジャーの引退登板という特殊なケースを除いて初めて。勝利への執念を感じさせた。

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