プロ野球 19日から数万人規模の集客へ 臨時実行委で段階的な入場者数増を確認

[ 2020年9月12日 12:45 ]

斉藤コミッショナー
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 プロ野球は12日、臨時の実行委員会を開き、政府の大規模イベントの制限緩和を受けて対応を協議した。政府は前夜に「収容人数の50%か、5000人のどちらか少ない方」としていた制限を、19日からは5000人の人数制限を除いて「収容人数の50%」とすると、制限を緩和した。

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は政府指針に基づき、19日から各球団それぞれの判断で段階的に入場者数を増やしていく方針を示した。上限5000人の開催が続いていたが、数万人規模の集客となる。この日の実行委では以下の5点を12球団で確認したことを明かした。

 (1)政府指針に従って各球団それぞれの判断で入場者数の規制を緩和していく。
 (2)緩和の具体策を実施する際は自治体、及び保健所に報告して連携する。
 (3)必要に応じて各地域の専門家チームの先生方にご助言を仰ぐ。
 (4)今後は状況を確認しながら適宜ガイドラインを改訂していく。
 (5)ガイドラインを遵守して観戦防止対策をより一層徹底する。

 プロ野球の斉藤惇コミッショナーは以下のコメントを発表した。
 「プロ野球は本日の臨時実行委員会で、政府の方針に基づき19日からの試合開催において入場者数の制限を緩和することといたしました。
 最大でも各球場の50%という上限はありますが、残り半分を切ったペナントレースを1人でも多くのファンの皆様に楽しんでいただきたいと思います。もちろん、ご来場いただく方、選手やスタッフ、関係者を新型コロナウイルスの感染から守るため、今まで以上に感染防止策に努め、状況に応じてガイドラインを見直しながらこれを遵守して参ります。
 また、われわれの取り組みが来年に控えている東京オリンピック・パラリンピックの運営に少しでも寄与し、そのほかのスポーツイベントなどの開催指針となれば幸いです」

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