“バースの再来?”阪神・サンズ 先制V打&2戦連発18号 86年バース以来、虎の本塁打王が視界

[ 2020年9月12日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-0広島 ( 2020年9月11日    甲子園 )

<神・広(15)> 6回無死、サンズは中越えソロを放つ(撮影・大森 寛明)
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 完璧な一撃に、中堅・大盛はぼう然と見送った。サンズが2試合連続となる18号ソロ。貴重な追加点を呼び込んだのは、2点優勢の6回先頭だった。

 「あそこで厳しいコースには投げにくいと思っていたので、その中で真ん中に来た球をうまく打てたと思う」

 読み勝ちだった。5、6球目はいずれも内角高めのストレート。しぶとくファウルで粘ると、バッテリー心理を見透かしたように7球目の甘いスライダーを仕留めた。9月は10試合で6本目という猛爆ぶりだ。

 本塁打王争いでは巨人・岡本に1差に迫る、リーグ単独の2位につけた。球団では86年のランディ・バースが最後。34年ぶりの勲章も視界に入りつつあるが、至って冷静だ。

 「タイトルは獲れたらいいですけど、今はコンタクトしたのが本塁打になっている。自分のスタイルを変えずにやっていきたい」

 本拠地でヒーローになれば贈られるトラッキー人形が、モチベーションになっている。シーズン序盤は「2人の息子がけんかにならないよう、もっと打ちたい」と話していたが、想定以上の量産ぶり。今ではエドワーズの子どもや球場の外で遭遇したファンにも渡すなどして、喜びを共有しているという。

 初回には先制の右前適時打を放ち、4回も二塁強襲の内野安打。7月28日ヤクルト戦以来3度目の猛打賞を記録し、7月31日の規定打席到達後では初めて打率を3割に乗せた。

 「この調子を続けていけるように。今までやってきたことを信じてやっていきたい」

 ゴールはまだ先。一喜一憂せず、勝利だけを目指して突き進む。 (長谷川 凡記)

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