阪神・梅野 天国から見守る母にプレーで感謝 遅れた2カ月取り戻すように攻守で躍動

[ 2020年9月12日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-0広島 ( 2020年9月11日    甲子園 )

<神・広(15)>8回無死、ソロ本塁打を放ち、糸原(左)とハイタッチをかわす梅野(撮影・北條 貴史)
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 【記者フリートーク】今年は特別な日にプレーできなかった。プロ野球が開幕を迎える春は、梅野にとって特別な季節。4月は、小学4年時に卵巣がんで他界した母・啓子さん(享年34)の命日がやって来るからだ。ただ、今年はコロナ禍で6月開始のシーズンとなってしまい、母の日にもグラウンドに立てなかった。

 自宅のリビングに飾っているのは、幼い頃の自身を抱いた啓子さんとそろってピースサインする大切な写真。「自分がプロ野球選手になることは母の夢だったので。まだ7年ですけど、こうやって甲子園でプレーしている姿は天国から喜んでくれていると思うので」。

 遅れた2カ月を取り戻すように攻守で躍動する今季。遠いようで近い場所から“ほほ笑む”母への感謝を体現することは変わらない。(阪神担当・遠藤 礼)

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