巨人・坂本、恩返しV弾!指揮官感謝「手塩にかけて育てた。ここ数年は助けられている」

[ 2020年9月12日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2―1ヤクルト ( 2020年9月11日    東京D )

<巨・ヤ>8回1死、清水から勝ち越しソロを放つ坂本(撮影・木村 揚輔)
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 体に染みこんだ原イズムを体現した弾丸ライナーが右中間席に突き刺さった。8回1死で巨人・坂本が決勝15号ソロ。原監督に球団単独1位となる監督通算1067勝目を贈り「一振りで仕留められた。投手陣が粘っていたのでいい結果になってよかったです」と笑った。

 入団1年目から指揮官から直接指導を受けてきた。「手(バット)が体を追い越していきなさい」。体を開かずにしっかり呼び込み、バットのヘッドスピードの走らせたスイングをしなさい、との教え。不振だった今季の前半戦も意識して練習で繰り返した。徐々に復調し、この日は6回に左前打でマルチ安打。打率.276に上昇し、通算2000安打まであと48とした。

 川上氏と並ぶ球団最多タイの勝利数となった9日の中日戦でも3本塁打を放った坂本について、原監督は「手塩にかけて育てた。一緒にどろんこになりながら練習して、助けてきた自負がありました。しかし、ここ数年は助けられている」と絶大な信頼を寄せる。施されたら、施し返す。坂本の恩返しは続く。(青森 正宣)

 ▼巨人・戸郷(勝敗付かずも7回1失点と好投)初回の本塁打を防げれば投球のテンポを自分のものにして、もっと展開が変わっていた。思うような投球ができなかったが、1点に抑えられたのはよかった。

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2020年9月12日のニュース