阪神・西勇 「使命」の523日ぶり完封で今季6勝目 鯉キラーや!2年越し6連勝 

[ 2020年9月12日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-0広島 ( 2020年9月11日    甲子園 )

お立ち台で「あしたも勝つバイ!」と叫ぶ西勇輝(左)と梅野(撮影・大森 寛明)
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 最後の打者・大盛を空振り三振に仕留めると、試合中何度もみせた笑顔をこの日一番輝かせた。阪神・西勇が昨年4月7日の広島戦(マツダ)以来、自身523日ぶりの完封勝利。チームトップに並ぶ6勝目に、充実感を漂わせた。

 「勝てたことが一番。朝、横浜から移動して、中継ぎの方や野手の方が頑張っている姿を見ると、自分が何とか長いイニングを投げないといけないなという使命も感じました」

 文字通り広島打線を牛耳った。3回まで完全投球。4回2死から長野にこの日初安打となる二塁打を浴びたが、4番鈴木誠を外角のボールゾーンからストライクゾーンに曲げる「バックドア」で見逃し三振に仕留めた。

 4回まで5奪三振の一方で、5回以降は併殺を3つ奪うなど持ち味の打たせて取る投球がさえた。「周りの守備もすごくリズム良かったですし、特に梅野のリードが光りました」。バックの再三の好守にも助けられ、散発4安打で投げきった。

 「(チームを)引っ張っていく意味では体現しないといけないですし、本当に味方の良いプレーが出たので」

 長期連戦を戦う味方を勇気づけるべく、いつも以上に味方の好守にはガッツポーズの力がこもった。「引っ張っていきたい気持ちもすごくありますし、完投ってなかなか難しい時代になってきたので。中継ぎを休ませることができたのはすごく大きい」。前カードのDeNA3連戦ではのべ13人が救援登板。今季70試合目のチーム初完封でリリーフ陣と野手を元気づけ、エースが“ワンチーム”を体現した。

 広島戦はこれで今季5戦3勝。19年8月3日から6連勝と完全に“鯉キラー”と化している。「毎週毎日、自分の体をしっかり良い状態に持っていければいいかなと思います」。逆転優勝を目指す猛虎の旗頭として、エースの役割を果たし続ける。(阪井 日向)

 《今季チーム初完封》西勇(神)の完封は19年4月7日の広島戦(マツダ)以来、通算8度目、阪神で2度目。甲子園での達成は初めて。無四球での完封はオリックス時代の14年4月8日のロッテ戦以来6年ぶり2度目で、阪神投手の達成は15年4月26日広島戦での能見以来5年ぶりになる。今季セの投手による完封は菅野(巨)の3度を筆頭に大野雄(中)2度、森下(広)と小川(ヤ)の各1度に続く5人目で8度目。DeNA投手が未達成。

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