広島・会沢 長期離脱の可能性も…診断結果未発表も最短復帰は微妙 阪神戦零敗とWショック

[ 2020年9月12日 05:50 ]

セ・リーグ   広島0-4阪神 ( 2020年9月11日    甲子園 )

10日のヤクルト戦9回無死、広岡のファウルチップをのど元に受けた会沢は担架で運ばれる(撮影・奥 調)
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 恐れていた事態が現実となった。広島は11日、コンディション不良のため会沢翼捕手(32)の出場選手登録を抹消した。病院での診断結果はチーム方針に沿って公表しないものの、脳振盪(しんとう)特例措置による抹消ではないと見られ、長期離脱の可能性が否定できない。大瀬良、石原慶、西川と負傷離脱が相次いでおり、苦境は深まるばかりだ。

 泣きっ面に蜂…とはこのことだ。阪神・西勇に打線が沈黙し、今季3度目の零敗。しかし、意気消沈するチームをさらに暗くする悲報は、実は試合前に届いていた。正捕手・会沢の出場選手登録抹消。松原チーフトレーナーが説明する。

 「診断名は公表しませんが、病院に行って検査を受け、コンディショニング不良があったので、チームを離れることになりました」

 奇禍は、10日のヤクルト戦で起きた。8回に代打で途中出場し、そのまま守備に就いた9回、先頭の代打・広岡のファウルチップがマスク越しに顔面を直撃。仰向けに倒れ込んで動けず、頭部を固定された状態で担架に乗せられ、広島市内の病院に直行した。

 状況から判断すると脳振盪(しんとう)が疑われるが、今回は特例措置での抹消ではないと見られる。仮に首を痛めたとすれば最短10日での復帰は極めて難しく、症状次第では長期離脱の懸念すら拭えない。今後は、大野練習場の3軍で治療とリハビリに専念する。

 会沢が負傷で出場選手登録を外れるのは、右大腿筋損傷を負った14年9月1日以来、実に6年ぶり。チームの精神的な支柱でもある正捕手を失う影響は計り知れず、佐々岡監督は「いま居るメンバーでやるしかない」と厳しい表情で語った。

 コロナ禍の今季、低迷するチームを象徴するように主力選手に離脱者が相次ぐ。中軸を担った西川が8月26日に抹消。2日後の同28日にベテラン・石原慶が走塁中に左脚を負傷すると、9月6日には大黒柱の大瀬良までもが戦列を離れた。

 そうした状況で起きた正捕手のアクシデント。軽症であることを祈るばかりだが、残り50試合で借金8を抱えるチームは、逆風の中での戦いを一層強いられることになる。(江尾 卓也)

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