【マエケンと一問一答】7回途中3失点に「悪くなかった」激しい首位争い「投げる試合全部勝つつもりで」

[ 2020年9月6日 18:11 ]

ア・リーグ   ツインズ4―3タイガース ( 2020年9月5日    ミネソタ )

タイガース戦に先発したツインズ・前田(AP)
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 ツインズの前田健太投手(32)が5日(日本時間6日)、ミネアポリスでのタイガース戦に先発し、6回0/3を投げて1本塁打を含む2安打3失点、8三振1四球で勝敗は付かなかった。チームは4―3でサヨナラ勝ちし、5連勝を飾った。

 以下、前田の試合後の主な一問一答。

 ――登板全体を振り返って。
 「投球の内容は悪くなかった。7回途中の降板は悔しいものになりましたけど、そこを除けば良いピッチングができたと思いますし、結果的にチームが勝てたので、良かったなと思える登板になりました」

 ――7回途中で降板。
「降板の仕方は僕の中で悔しい部分はある。打者を打ち取るボールは、感覚的にいいボールがたくさんあった。次の登板に気持ちよく迎える」

 ――降板そのものは仕方がないものだった。
 「仕方がないとは思うけど、しっかりあのイニングを投げ終える内容にしたかった。ノーアウトで走者を残してリリーフに厳しい場面で渡して、そこは申し訳なく思う」

 ――8度の登板、6度目のクオリティー・スタート(6回以上、自責3点以下)。
 「相手を打ち取るバリエーションは増えてきている。自分の持っている球種でうまくアウトを取れているのがいい結果につながっているのかなと思います」

 ――スライダーとチェンジアップの球速がほぼ同じだった。
 「スライダーとチェンジアップは僕にとって得意なボール。ストレートはスピードがあるほうではないので、ストレートも交えつつ、この2つのボールで打者を打ち取ることができているのが、いい結果につながっている」

 ――激しい首位争いが続く。
 「残り試合も少ない。僕自身は投げる試合全部勝つつもりでやらないといけない。1試合1試合全員で勝ちに行くことが大事」

 ――ツインズの雰囲気について。
 「ドジャースよりゆるい感じはありますね。ラテン系の選手が多いですし。和やかな楽しい雰囲気で。ルールもなくて、移動も襟付きを着なくて良いような感じ。逆に戸惑う。ルールがないので、何してもいいですけど、日本時代からルールがないのに慣れていないので、決まっている中でやってきたので。最初は戸惑いありましたけど、気軽に、気持ちよく過ごせています」

 ――カブレラに3打席で23球投げた。
 「いい打者ですね。打席によって集中力の違いはあるけど、走者がいたりチャンスになると本当に集中して、僕の考えとか、仕草とかで、配球を読んでくるので。2死走者なしと、走者がいる場面では集中力が全く違うので。率は低いかのしれないですけど、投げていて嫌な感じは他の打者より確実にありますね。ある意味投げづらい」

 ――先頭打者本塁打について。
 「あれは仕方がない、捕手も言っていたけど、張られていたかなと。打たれることもありますし、そこは切り替えて。1番打者はその日のボールを探りながら投げてしまうので、感覚をつかむ前にパンと打たれましたけど、そのあと、問題なくスムーズに抑えることができたので。結果的に仕方ないで済ませられるようなホームランになったかなと」

 ――カブスのダルビッシュ投手が34歳で今が一番いい状態だと言っている。前田投手は32歳でどう感じているか。日本で若い頃、2度、沢村賞を獲得している。
 「体に関しては僕も何も感じていない。状態もすごく良い。あとはこっちにきてレベルの高い打者とか、いい投手をたくさん見て。それに追いつこうという気持ちで。日頃からトレーニングに励んだり、自分の投げているボールを改善したりすることでレベルアップができている。この先はわからないですけど、もっともっと自分を良くしていけると言うか、もっと良くなると思っています」。

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