ヤクルト・小川 8回1失点でリーグ2位の8勝目「強い気持ちで」連敗ストップ!雨にも感謝

[ 2020年9月6日 21:58 ]

セ・リーグ   ヤクルト10―3中日 ( 2020年9月6日    神宮 )

<ヤ・中>つば九郎と8勝ポーズの小川(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの小川泰弘投手(30)が、8回106球を投げ4安打1失点の好投を見せ8勝目をマークした。

 チームの連敗を3で止め、小川自身も8月15日のDeNA戦でノーヒットノーランをマークして以来4連勝。しかも、そのすべてでチームの連敗(8月15日5連敗、23日2連敗、30日5連敗)をストップさせるという、エースとしての働きを見せている。

 お立ち台で小川は「連敗していたので、絶対止めるという強い気持ちでマウンドに上がりましたし、一歩も引かないという気持ちで1球1球積み重ねて投げました」と力強く語った。

 初回に2死二塁からビシエドの三塁強襲安打でいきなり1点を失ったが、打線の援護がない中で、5回まで最少失点で抑える投球。しかし、5回終了後の雨で28分間の中断後、いきなり打線が爆発。6回に打線が6安打5得点で逆転。7回にも2点を加えて小川に大きな援護点をプレゼントした。小川も「前半戦は苦しいピッチングだったんですけど、粘っていたかいがあって、味方打線が点を取ってくれたし、雨がいい流れを持ってきてくれたのかな、と思います」と表情を緩めた。

 この勝利で、9勝を挙げている巨人の菅野に次ぐリーグ単独2位。チームも、この日DeNAに敗れた広島に代わって5位に浮上した。自身5年ぶりの2桁勝利が見えてきたが、小川は「まだまだ試合は続きますし、通過点なので、1戦1戦上を目指して投げて行きたい。1戦1戦必死に戦っている、ひとつでも上へ行けるように頑張っていきたい」と視線を上に向けていた。

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