大谷、30打席くらい打っていない感覚だった…16打席ぶり安打は「結果オーライ」

[ 2019年9月4日 15:54 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―7アスレチックス ( 2019年9月3日    オークランド )

アスレチックス戦の5回、左翼線に適時二塁打を放ち、一塁を回るエンゼルス・大谷
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 エンゼルス・大谷翔平投手(25)が3日(日本時間4日)、敵地アスレチックス戦の5回の3打席目に16打席ぶりの安打となる左翼線への適時二塁打を放った。2打席目まで凡退でメジャー自己ワーストタイの15打席連続無安打となっていた。4打数1安打1打点。試合は5―7で敗れた。

 
 以下、試合後の大谷の主な一問一答。

 ――16打席ぶりの安打だった。
 「感覚的には30打席くらい打っていないような感じでしたけど、ああいうヒットが出て何かきっかけになればいいんじゃないかなと思います」

 ――相手先発は得意のファイヤーズ相手だった。
 「何も考えずに甘い球を打ちたいなと思いました。かなり甘い球だったと思いますけど、思っているような打球ではないので、結果的に結果オーライの打球かなと思います」

 ――2、3打席目は初球打ちだったが、狙いは。
 「常にそういう気持ちをもっていきたいなと思っています」

 ――4打席目は3ボール2ストライクの段階で公式レビュー(映像確認)があった。
 「僕は四球かなと思って、結果的にカウントのミスなので。キャッチャーとかも“分からない”と。キャッチャーが分からないのはどうなのかなと思いますけど(笑い)。“分からない”と言っていたので、まあどうなのかなと」

 ――審判も分からないと?
 「審判は3ボールという感じだったので。ボールの球が一個、僕とキャッチャーがボールと思っている球が一個あって、それが実際はストライクだったという感じかなと思います」

 ――今の状態は以前話されていたような“1ミリ単位”のズレのレベルの話なのか。
 「今はどっちかと言うと軌道のズレかなという感じがするので。見えている球に対して、空振ったりとか今日みたいな当たり損ねの打球になってという感じかなと思うので。今までの自分のスイングの感じで振っているのとズレがあるのかなという感じじゃないかなと思います」

 ――それが徐々に直りつつある感じか。
 「もちろん自分のスイングの軌道は個人個人あると思うので。その軌道がまずどういう動きからできるのかっていうのをまず考えないと難しいのかなと思うので。ただその軌道に合わせて振るっていうところではなく、正しい動作をしてその軌道に合う、振り出しだったりするのかなと思います」

 ――1年を通して出続けるのは初めて。出続ける難しさを実感。
 「基本的にDHで出ているのでそんなに調整は難しくないかなと。リハビリをやりながら考えることはもちろん多いですけど。打者に対しての準備が多いかっていうと去年とそんなに変わらないですね」

 ――“30打席くらい打っていない感覚”という気持ちは積み重ねで重くなっていくものか。切り替えができているか。
 「そんなポジティブではないですけどね。やっぱり打てないと打席にいくのも嫌になりますしね。もちろんみんなそうじゃないかなと思いますけど。不安があって行く打席もありますし。調子が良い時っていうのは早く(打席に)行きたいなって。やりたいことができている時なので。そう思うのが普通じゃないかなと思いますけど。使ってもらっている以上はやっぱり一打席一打席、結果を出しにいく中で、何が良くて何が悪かったのかしっかり捉えたいなと思います」

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