阪神・近本 初回いきなり中前打も幻 記録なくても収穫「練習していることがうまくできた」

[ 2019年9月4日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神(ノーゲーム)DeNA ( 2019年9月3日    横浜 )

初回1死、近本は中前打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 「幻の1本」から収穫を得た。5試合連続「2番中堅」で先発起用された阪神・近本が、初回1死からここまで16打数2安打と抑えられていたDeNA先発の上茶谷から中前打を放った。ノーゲームとなり記録には残らなかったが、手応えをつかむと同時に意味ある一打となった。

 「練習していることがうまくできて、そういうこと(取り組んでいること)が分かっただけでも良かった。(うまくできたことを)言葉で説明するのは難しいですが」

 1ボール2ストライクからの5球目、上茶谷の決め球であるチェンジアップをきれいなライナーではじき返した。「厳しいゾーンではなかったです。チェンジアップが多かったので、頭に入れながら打ちました」。シーズン134安打目はノーカウントになったが、追い込まれてからの変化球をいわゆる「引っかける」ことなくセンター方向に打ち返すことができた事実に、納得の表情だった。

 好不調の波が少なくコンスタントに結果を重ねてきた。直近10試合で無安打は2試合のみだが、一方で複数安打を記録したのは8月23日ヤクルト戦だけ。同期間で2度の出塁を果たしたのは先の一戦と同31日の巨人戦の2試合。「できるだけ多く塁に出て還ってくるのが一番の役割」と自らに課すルーキーにとって、満足できる現状ではない。

 そんな中で「練習していることがうまくできた」と言うほど内容のある結果が第1打席で出た。安打という記録は流れたが、その感触が消えることはない。天候の回復が予報される、4日は良い気分で臨むことができそうだ。

 安打数のみならず猛打賞、マルチ安打、三塁打、盗塁など多くの新人記録に名を刻もうとしている。「明日の1打席も、余計なことを考えずにやっていきます」。冷静に、正念場の仕切り直しとなる一戦を見据えた。(巻木 周平)

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