広島・誠也サヨナラ打で巨人3連倒!自力V消滅ピンチしのぎ指揮官べた褒め「さすがカープの4番」

[ 2019年7月22日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2ー1巨人 ( 2019年7月21日    マツダ )

10回裏1死満塁、鈴木は右前にサヨナラ打を放ちガッツポーズ (撮影・奥 調)
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 広島・鈴木誠也外野手(24)が21日の巨人戦で同点の延長10回1死満塁から右前へ今季2度目のサヨナラ打を放った。引き分け以下で自力優勝の可能性が消滅する今回の巨人3連戦に3連勝。今季7度目のサヨナラ勝ちで、単独3位に躍り出た。

 鈴木は頭の中を整理して打席へ向かった。同点の延長10回1死二、三塁でバティスタが歩かされた。目前敬遠は今季2度目。前回6月18日のロッテ戦では空振り三振に倒れた悪夢を振り払った。「“この野郎”という感情ではなくて、自分のやるべきことをやろうという意識。どの球を打とうかなと考えていた」。カウント1―1からマシソンの3球連続の内角直球に詰まっても右前へ運び、祝福のウオーターシャワーに濡れた。

 「そんな(コースを)考えている余裕はない。150キロの球はすぐに来てしまうので。どん詰まりですけどね…。得点圏で回ってくることが多いけど、還せていなかったので、これからもしっかりやっていきたい」

 文字通り負けられない戦いだった。今回の3連戦は1試合でも引き分け以下なら自力優勝の可能性が消滅。「巨人だけでなく、上位に何チームもいる。全チーム意識しないといけない立場」。惑わされることなく勝負の3日間をすべて競り合いで制した。

 「4番としてチームを勝たせられていない」と悩んだ前半戦。つかの間の球宴では大腸がんから復活した阪神・原口のアーチに心を動かされた。「帝京出身なので、元々知ってはいたんです。病気で辛い思いをされて…。そういうので話すようになったりしていて、大舞台で打ったのは素直に感動しました」。甲子園球場でのリーグ戦では抱きしめて再会を祝うほどに特別な存在だった。

 正念場での一打”で巨人戦3連勝に導き、緒方監督からも「さすがカープの4番。全員が勝利につながる一打を信じて見ている中で、期待に応えられる誠也は凄い。大したもの」と称えられた。これ以上ない上昇ムードにも、首位と9ゲーム差の現実を忘れてはいない。「今のチームはこういう状態。一戦一戦勝負していく。勢いを考えている余裕はない」。赤ヘルの4番は、これだから頼もしい。(河合 洋介)

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