【兵庫】明石商が8強進出 進化した「最強コンビ」

[ 2019年7月22日 12:50 ]

第101回全国高校野球選手権兵庫大会 5回戦   明石商11―1柏原(5回コールド) ( 2019年7月22日    明石トーカロ球場 )

<兵庫大会 明石商・柏原>3回無失点の好投をみせた明石商先発・中森(撮影・平嶋 理子)
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 進化した「最強コンビ」が8強進出の原動力になった。明石商は柏原に11―1と5回コールド勝利。エース中森俊介投手が3回無安打投球を見せ、1番の来田涼斗も全3打席に出塁し、2つの盗塁を決めた。今春選抜4強に貢献した2人の2年生は、2年連続の夏を目指すチームで変わらぬ存在感を示している。

 選抜準決勝の東邦戦以来となる先発マウンド。MAX148キロ右腕は、明確なテーマを掲げてプレーボールのコールを聞いた。「初回の失点だけは気をつけよう、と」。先頭打者に四球を与えたのは慎重さの裏返し。その後は、ゆったりとしたフォームからキレのあるストレート、スライダー、チェンジアップで凡打の山を築き上げた。

 「ボールの回転が悪かったけど、ゼロに抑えられて良かったです」

 出した走者は、最初の四球ひとり。3回無安打のベストピッチに、安堵の声が漏れる。フル回転した選抜の疲労が残り、春先はフォームを崩した。上半身と下半身の連動、体重移動を練習から意識して、ようやく大会前に修正が完了。甲子園を沸かせた球威は戻りつつある。

 「選抜の智弁和歌山戦(準々決勝)では、調子が悪いなりに相手を抑えられた。その時の投球が自信になっている」

 中森が殻を破ったその試合で、リードオフマンの来田は、甲子園史上初となる先頭打者弾&サヨナラ本塁打を放ち、日本中を仰天させた。長打力が注目を集める一方で、来田は変化の必要性に迫られていた。「もっと足が使えるようになりたいと感じた」。盗塁の技術を磨くとともに、投手のフォームを研究する重要性を再認識。初回、2回と2つ決めた二盗は、前夜に動画で「脳内トレ」した成果だった。

 選抜から一部メンバーが入れ替わる中、投打の中心軸は変わらない。10年連続の8強進出。明石商がここから底力を見せ始める。

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