【長野】“30年ぶり公立対決”飯山が10回サヨナラで初出場「新しい歴史つくった」

[ 2019年7月22日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 長野大会決勝   飯山5―4伊那弥生ケ丘 ( 2019年7月21日    松本 )

サヨナラで優勝を決め歓喜の飯山ナイン
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 30年ぶりの公立勢対決で、伊那弥生ケ丘に延長10回サヨナラ勝ちし、春夏通じて初の甲子園切符をつかんだ。6回途中から好救援の2年生右腕・常田が2死一、三塁で中前適時打。「いつも通りセンター方向への打撃を心掛けた。しっかり振り抜けた」と端正なマスクをほころばせた。

 飯山市は豪雪地として有名で、市内にあった3校が16年に完全統合。前身の飯山南スキー部は、ノルディック複合団体で2大会連続五輪金メダルを獲得した河野孝典らを輩出している。大川主将は「冬は雪を踏み固めたグラウンドで長靴を履いて練習した。この環境を強みにした」と笑顔で話し、28歳の吉池拓弥監督は「新しい歴史をつくってくれた」とナインを称えた。

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2019年7月22日のニュース