阪神・小野 もう初星 2年目の進化、デビュー7連敗の昨季とは違う

[ 2018年4月5日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―1DeNA ( 2018年4月4日    横浜 )

<D・神>今季初勝利を挙げた小野(右)は金本監督に笑顔でねぎらわれる
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 阪神・小野泰己投手(23)が4日のDeNA戦で自己最長の7回1/3を1失点に抑えて今季初登板を初勝利で飾った。初登板から101日目で初勝利を挙げた昨季とは対照的な快発進で、チームの連敗を2で止めた。

 小野は勝利を見届けて表情を緩ませた。「やっと初登板が終わってホッとしています」。自己最長の7回1/3、自己最多の116球の末に見事な白星をつかんだ。

 初回から150キロ台を連発した。2回に宮崎の投ゴロを一塁へ悪送球して招いた2死二、三塁では飯塚を空振り三振。6回2死三塁では筒香に7球のうち直球5球を投げ込み、最後は150キロで二ゴロに退けた。「やっぱり自信のある球は真っすぐなので」。球界屈指の強打者を真っ向からの力勝負で抑えた。8回1死三塁で倉本に四球を与えて降板。救援を仰いでも3安打に封じて先発の役割は十分に果たした。

 「できれば8回を投げきりたかったですけど、チームが勝ったので良かった。去年苦しい思いをしたので、今年は勝ちが増える投球をたくさんしていきたい」

 オフにDeNA・今永と自主トレし、体力面から技術面まで多岐にわたって吸収。中でも心に最も響いたのは精神面だ。

 「フルカウントでも“変化球でボール球を投げられる気持ちがないとダメ”と話していました。自分は“なんとかストライクを”と思っていた。それは“逃げ”。仮にストライクになっても打たれたり、ボール球を振ってくれなかったりする。例えば直球だったとしても、それくらい強い気持ちで投げないといけない」

 四球を恐れ、球に力がなくなっては本末転倒。昨季11勝の先輩左腕から授かった心構えを初登板で発揮した。4度あったフルカウントのうち3度は凡打に抑え、最後の倉本に四球。「腕を振った結果ですから」と8回でも151キロを計測したように攻め抜いた。

 2月の紅白戦から継続していた無失点は37イニング目で止まっても堂々の白星発進。昨季負けても負けても先発で使い続けた金本監督はうなずいた。「今年はずっと期待していて結果的に(先発)4番手になったけど、まあ十分、今年は柱としてやってくれるんじゃないかな。それくらいの内容でした」。先発陣の新たな「柱」の誕生を予感させる快投だった。(巻木 周平)

 《7回1/3は自己最長》小野(神)が今季初登板初先発で勝利。7回1/3は自己最長、116球は自己最多になった。昨季は球団新人ではワースト記録のデビュー7連敗を喫し、5月21日ヤクルト戦(神宮)の初登板初先発から8月29日ヤクルト戦(甲子園)のプロ初勝利まで13試合、101日を要した。

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