中日・森監督ホッ 2年連続開幕5連敗阻止「去年より早く勝てた」

[ 2018年4月5日 05:45 ]

セ・リーグ   中日4―1巨人 ( 2018年4月4日    ナゴヤD )

<中・巨>4回2死一、三塁、ガルシアは懸命に一塁へ駆け込み、一度はアウトもリクエストでセーフとなり三塁への適時内野安打に
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 悪い流れを断ち切ったのは新外国人左腕の中日・ガルシアだった。6回を2安打1失点に抑える好投で来日初勝利を挙げ、12球団で最も遅い開幕から5試合目での今季初勝利を中日にもたらした。

 「日本に来て初めての試合でチームが勝つことができ本当にうれしい。流れが悪かったので全身全霊を込めて投げた」

 序盤から制球にてこずり4回までに5四球を与えた。逆に功を奏したのか、巨人打線に的を絞らせず5回までは無安打投球。「ボール先行が多かったが、打者一人一人に集中して投げられた」と凡打の山を築いた。

 森監督の執念も実った。1―0の4回2死一、三塁からガルシアの打球は三塁前へのボテボテのゴロ。マギーの一塁送球とガルシアのベース到達はほぼ同時に見えた中、アウト判定に対してすかさずリクエストを要求した。リプレー検証の結果、セーフに判定が覆り、ガルシアにとって「プロに入って初めて」という適時打となり、貴重な追加点を奪った。

 2年連続の開幕5連敗を阻止した森監督は「去年より早く勝てた」と安堵(あんど)の表情。金髪モヒカンをトレードマークとする助っ人左腕が竜の救世主になった。(徳原 麗奈)

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