大谷、2戦連発&マルチ!「すごくいいスタート」 同僚から“無視”されず笑顔でハイタッチ

[ 2018年4月5日 09:36 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―2インディアンス ( 2018年4月4日    アナハイム )

<エンゼルス・インディアンス>5回、中越え2ランを放ち、チームメートに祝福される大谷(右)(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平(23)が4日(日本時間5日)、本拠地でのインディアンス戦に「8番・DH」で2試合連続のスタメン、5回の第2打席で2試合連続となる2号2ランを放った。延長10回にも中前打を放ち、この日は5打数2安打2打点1三振だった。試合はエンゼルスが延長13回にコザートのサヨナラ本塁打で3―2で勝った。

 大谷の勢いが止まらない。5回2死二塁で迎えた第2打席。インディアンスの先発は昨年18勝を挙げ、サイ・ヤング賞を獲得したクルバー。1球目ボール、2球目ファウルからの3球目を強振すると、打球は一直線に中堅スタンドへ。2試合連続本塁打となる同点2ランをライナーで叩き込んだ。打球速度は100マイル(約161キロ)、飛距離は400フィート(約122メートル)だった。

 クールな表情でダイヤモンドを一周した大谷。ベンチに戻るとナインからの祝福に雄たけび。前日は「サイレント・トリートメント」と呼ばれるメジャー流の歓迎儀式で仲間に“無視”されて話題となったが、この日はしっかりと同僚たちから迎えられ、笑顔で力強くハイタッチを決めた。

 大谷は「2点差で得点圏にいたので、1点でも多く返したいと思っていた。行くかなとは思ったが、分からなかったので全力疾走した。入ってくれてよかった」と同点弾を振り返った。ホームの大歓声に後押しされての2戦連発に「すごくいいスタートが切れた。(3連戦で)勝ち越して次のパートに行けるのはいいこと」と声を弾ませた。

 3回の第1打席は先頭打者で見逃し三振。8先頭回の第3打席はメジャー屈指の救援左腕・ミラーとの対戦で、初球インコースへのボール球以外はすべてスライダー。カウント2―2からの5球目をバットの先に引っ掛けて二ゴロだった。延長10回先頭の第4打席はクローザーのアレンとの対戦。フルカウントから中前打を放ち、2試合連続となるマルチ安打をマークした。延長12回2死無走者で迎えた第5打席はオルソンの初球を叩いて一ゴロだった。

 前日3日には、本拠地初打席で1号3ランを放つなど3安打の活躍を見せ、この日も2点のビハインドを追い付く豪快なアーチをかけスタンドを沸かせた。

 大谷は8日(同9日午前5時7分開始)のアスレチックス戦で本拠地初先発となる2度目の登板に臨む。

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