広島・高橋昂 ホロ苦初陣…悪夢4回一挙5失点 カープ連勝止まる

[ 2018年4月5日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5―8ヤクルト ( 2018年4月4日    神宮 )

<ヤ・広>4回、中村に先制適時二塁打を浴びた先発・高橋昂
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 広島・高橋昂也投手(19)は4日、ヤクルト戦でプロ初登板初先発し4回8安打5失点で降板した。6回に攻撃陣が追いつき勝敗はつかなかったものの、6回に2番手・九里が勝ち越しを許し、チームの開幕からの連勝は4で止まった。次回登板は11日阪神戦が濃厚。「高校ビッグ4」と呼ばれ活躍した思い出の甲子園で初勝利を目指す。

 下を向かなかった。プロ初登板は4回5失点。思い描いた結果どおりにはいかなかった。それでも試合後、多くの記者陣を引き連れて三塁ファウルゾーンを歩きながら、視線は次回を見据えていた。

 「緊張とかではなくて、自分の力を出し切れなかったことが反省です。(次回は)ランナーを出しながらでも、粘っていく投球をしないといけない。この経験を生かしたいです」

 耐えきれなかった。4回1死二塁で8番・中村に先制の左中間二塁打を許すと、2死一、二塁では2番・西浦に左前適時打。続くバレンティンに真ん中に入った直球を左中間席に運ばれ3ランを献上して万事休すとなった。

 結果はついてこずとも気迫で押した。「バレンティンのところも、石原さんの要求より中に入ってしまった」というように、勝負どころで持ち前の制球力を発揮できなかった。畝投手コーチも「変化球が入らなかったね」と振り返った。それならばと直球で攻めた。最速は146キロ。毎回走者を背負いながらも、3回までは無失点にしのぎ、強力ヤクルト打線に真っ向勝負を挑んだのは、せめてもの意地だった。その闘志に応えるように、6回には攻撃陣が5得点して自身の黒星を消してくれた。

 実戦5試合で防御率0・43と結果を残してたどり着いた開幕ローテーション。19歳左腕の熱投に、緒方監督も「初登板でいいものを見せてくれた。これをいい経験にして。悔しい思いもしたけど、またチャンスはあるわけだから」と責めなかった。

 順当にいけば次回登板は11日阪神戦。舞台は甲子園だ。花咲徳栄3年夏には1回戦の大曲工戦で11奪三振で完投勝利をあげるなど、「高校ビッグ4」と呼ばれ、一躍名前を全国区にした場所。初勝利をあげるには、十分すぎる舞台が整ったともいえる。

 チームの開幕からの連勝は4で止まった。それでも、緒方監督は「勝つときもあれば負けるときもあるわけだから」と一喜一憂しなかった。それは、高橋昂も同じ。敗戦を糧にして、厳しく険しいプロの世界への一歩を踏み出した。(河合 洋介)

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