リレー侍、走れず終戦の桐生 バトンミスは「4人のせい」

[ 2021年8月7日 00:10 ]

東京五輪第15日 陸上男子400メートルリレー決勝 ( 2021年8月6日    国立競技場 )

男子400メートルリレー決勝で日本チームが失格となり、スタンドで呆然のサニブラウン(左)、デーデー(左から2人目)ら(撮影・北條 貴史)
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 多田修平(25=住友電工)―山県亮太(29=セイコー)―桐生祥秀(25=日本生命)―小池祐貴(26=住友電工)のオーダーで2大会連続のメダル獲得に挑んだ日本は、多田から山県にバトンが渡らず、無念の途中棄権に終わった。

 決勝舞台で走ることなく東京五輪を終えた桐生は、「攻めた結果。今回、銀メダルか銅メダルでは満足していなかった。そのためには、あのくらいの攻めたバトンパスをやる必要があった」と多田と山県をフォロー。「誰のせいでもない」と言った後、すぐに「いや、4人のせいか」と発し、チーム全員で責任を背負う姿勢を示した。

 レース後、ゆっくりと歩いて多田と山県に歩み寄り、励ますかのように2人の背中をぽんと叩いた桐生。13年に開催が決まって以来、目指し続けた大舞台では個人種目での出場を逃すなど、何もかもが想定外の結果で幕を閉じた。

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