スポーツクライミング決勝 「ボルダリング」終えて野中3位、野口は6位 日本人でメダル争い

[ 2021年8月6日 20:31 ]

東京五輪第15日 スポーツクライミング女子複合決勝 ( 2021年8月6日    青海アーバンスポーツパーク )

スポーツクライミング・女子複合の野中生萌(AP)
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 東京五輪からの新競技となるスポーツクライミングの女子複合決勝が行われた。

 高さ15メートルの壁を登り切る速さを競う第1種目の「スピード」は、決勝はトーナメント方式で行われ、野口啓代(32=TEAM au)と野中生萌(みほう、24=XFLAG)がともに準決勝敗退。3位決定戦が日本人対決となり、野中が7秒99で勝利(野口は8秒42)した。野中が3位、野口が4位となった。

 また、第2種目の「ボルダリング」は、課題となる3つの壁を制限時間内に幾つ攻略できたかを競うもの。野中は約1カ月前に右膝、その後に右手首を痛める満身創痍(そうい)の状態ながらも3位と善戦。また、ボルダリングが得意な野口は4位に追いすがった。

 これで2種目を終えて、野中は3位、野口は6位。この後、リードを行い、総合成績で順位を決める。

 ▽スポーツクライミング複合 スピード、ボルダリング、リードの総合成績で争う。各種目の順位を掛け合わせた数字が少ない方が上位となる。予選は20人で実施し、スピードは2本登ってタイムが速い方を採用し、ボルダリングは4課題に挑む。8人の決勝ではスピードはトーナメント戦で順位を決め、ボルダリングは3課題。リードは予選、決勝ともに1課題で実施する。

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