レスリング・向田真優 金メダル獲得で“ポスト吉田沙保里”を証明! 女子フリースタイル53キロ級

[ 2021年8月6日 21:27 ]

東京五輪第15日 レスリング女子フリースタイル53キロ級 ( 2021年8月6日    幕張メッセ )

日の丸を手にリングを1周する向田(AP)
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 女子レスリングフリースタイル53キロ級の向田真優(24=ジェイテクト)が、決勝でホウ倩玉(中国)を破って、金メダルを獲得した。

 1回戦、2回戦と快勝すると、準決勝では流血しながらボロルトゥヤ・バトオチル(モンゴル)を撃破。銀メダル以上を確定させた。そして迎えた決勝、18、19年の世界選手権で銅メダルの強豪を逆転で下し、夢にまで見た頂点に立った。

 国内選考では17年世界選手権覇者の奥野春菜を19年の全日本選抜選手権で下し、出場権を得た同年の世界選手権で銀メダルを獲得して五輪代表に内定した。内定翌月に専属コーチを務める志土地翔大氏と婚約。ここまで二人三脚で練習に励んできた。

 目標としてきたのは同じく三重県出身で、04年アテネ、08年北京、12年ロンドンと55キロ級で五輪3連覇の吉田沙保里さん。愛するパートナーとともに、偉大な大先輩がリオで銀に終わった53キロ級を制し、誰もが認める“吉田沙保里の後継者”となった。

 ◆向田 真優(むかいだ・まゆ)1997年(平9)6月22日生まれ、三重県出身の24歳。女子53キロ級。52キロ級で14年南京ユース五輪金メダル。55キロ級で16、18年に世界選手権優勝。53キロ級として、19年世界選手権でメダルを獲得し、五輪代表に内定した。2019年に至学館大のコーチを務めていた志土地翔大さんと婚約。東京・安部学院高、至学館大。1メートル57。

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