佳純 集大成の3度目五輪終えて涙「特別な舞台でプレーできて幸せでした」

[ 2021年8月6日 05:30 ]

東京五輪第14日 卓球女子団体戦決勝   日本0ー3中国 ( 2021年8月5日    東京体育館 )

<東京五輪・卓球>女子団体決勝、戦いを終え称え合う(左から)平野美宇、石川佳純、馬場監督、伊藤美誠(撮影・小海途 良幹)
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 3度目の五輪を終えた石川の目に涙が浮かんだ。12年ロンドン五輪はチーム最年少19歳で団体で銀。23歳で迎えた16年リオ五輪は年齢的に真ん中で団体で銅を獲得した。今大会は最年長の28歳。違う立場で3大会連続メダルを手にし「東京への道のりはロンドン、リオより苦しかったけど特別な舞台でプレーできて幸せでした」と声を震わせた。

 卓球女子の主将だけでなく日本選手団の副主将も任された。責任が増す中、リオ五輪後の5年は苦戦。伊藤、平野ら新世代が台頭し、フォアハンドの強打を軸とする形は「時代遅れ」とも言われた。コロナ下で試合がない間に染みついたフォームを壊してバックハンドを徹底強化。集大成の舞台を終え「この10年間、素晴らしい先輩とも素晴らしい後輩とも戦えて幸せでした。まだ先のことは考えていません」と語った。

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2021年8月6日のニュース