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空手・喜友名諒が金メダル 「夢、希望を」与えた!沖縄県出身初の金メダリストに

[ 2021年8月6日 20:40 ]

東京五輪第15日 空手男子形決勝 ( 2021年8月6日    日本武道館 )

金メダルを獲得した喜友名諒の決勝の演技(AP)
Photo By AP

 空手の男子形で喜友名諒(31=劉衛流龍鳳会)が金メダルを獲得した。決勝では、28・72点をマーク。ダミアン・キンテロ(37=スペイン)の27・66点を上回り、沖縄県出身選手では初の金メダリストとなった。

 1次リーグB組での1本目はオーハンで28・26点、2本目はアーナンで28・40点を叩き出し、平均28・33点でトップで準決勝へ。準決勝B組ではアーナンダイを披露し、28・72点の高得点をマーク。ただ1人28点台の圧倒的な強さで決勝に進んでいた。

 全日本選手権9連覇、世界選手権は4連覇、世界のトップ選手が集まるプレミアリーグ19回優勝はギネス世界記録に認定されている。国内だけでなく、世界を見渡しても喜友名の敵は見当たらない。コロナ禍のため11カ月ぶりの実戦だった昨年12月の全日本選手権で前人未到の9連覇を達成。2位に1・14点差をつける圧勝で92~99年の阿部良樹が持つ最多記録を更新した。あくなき向上心。決勝に向けても「初戦一つ目の形から28点台が出たので、決勝はもっと、満点を出せるようにしっかり調整してやりたい」と見据えていた。

 絶対王者にも試練があった。昨年7月には軽度の肺炎で入院。さらに全日本選手権後には新型コロナウイルスにも感染。順風な1年ではなかったが、鍛え抜かれた心技体を五輪の舞台でみせた。「まずは自分の空手を見せて、たくさんの方や子供たちに、大きな夢、希望を与えられたら」と話した思い。空手発祥の地でもある沖縄県へ悲願の金メダルをもたらし、日本、世界へと届く演武だった。

 ◇喜友名 諒(きゆな・りょう)1990年(平2)7月12日生まれ、沖縄県出身の31歳。5歳で空手を始め、全日本選手権は12年から9連覇、世界選手権は14、16、18年と3連覇中。18年2月を最後に国際大会で負けがなく、19年はアジア選手権4連覇を果たした。沖縄・興南高、沖縄国際大出。劉衛流龍鳳会。1メートル70、78キロ。

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