レスリング・乙黒拓斗 銀メダル以上が確定!準決勝で世界1位下す 男子フリースタイル65キロ級

[ 2021年8月6日 13:41 ]

東京五輪第15日 レスリング男子フリースタイル65キロ級 ( 2021年8月6日    幕張メッセ )

準決勝を制してガッツポーズの乙黒(AP)
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 レスリング男子フリースタイル65キロ級の乙黒拓斗(22=自衛隊)が、準決勝で世界ランキング1位のガジムラド・ラシドフ(ROC)を下し、決勝進出が決定。銀メダル以上が確定した。

 1回戦では落ち着いた試合運びでトゥルガ・トゥムル・オチル(モンゴル)に完勝。2回戦では実力者のイスマイル・ムスカエブ(ハンガリー)にペースを握らせることなく、4-1で勝利。勢いに乗って準決勝も突破した。

 18年10月の世界選手権を19歳10カ月で制し、74年大会を制した高田裕司の20歳6カ月を抜いて日本男子歴代最年少の世界王者となった。その後、きつくなった周囲のマークに苦しんだ時期もあったが、見事に輝きを取り戻し、日本レスリング界の若きエースへと上り詰めた。

 決勝は7日夜。フリースタイル74キロ級で1回戦敗退となった兄・圭祐(24=自衛隊)の思いも背負い、金メダルのかかるリングに上がる。

 ◆乙黒 拓斗(おとぐろ・たくと) 1998年(平10)12月13日生まれ、山梨県笛吹市出身。山梨農林高で競技をしていた父・正也さんの影響で、兄・圭祐とともに4歳で開始。石和南小卒業後にJOCエリートアカデミーに入り、東京・帝京高でインターハイ3連覇。15年世界カデット54キロ級優勝。山梨学院大に進学し、2018年の世界選手権で優勝。20、21年のアジア選手権を連覇した。乃木坂46のファンで、趣味は動画観賞。1メートル73。右構え。

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