稲見萌寧 安定感店見せ68!金圏内5打差3位「楽しく回れた」

[ 2021年8月7日 00:03 ]

東京五輪第15日 ゴルフ女子第3日 ( 2021年8月6日    埼玉・霞ケ関CC=6648ヤード、パー71 )

第3ラウンド、ショットを放つ稲見萌寧(AP)
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 6位から出た稲見萌寧(22=都築電気)は5バーディー、2ボギーの68で回り通算10アンダーで首位と5打差の3位に浮上した。11位で出た畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は6バーディー、2ボギーの67と伸ばし8アンダーの7位。フィリピン代表の笹生優花(20=ICTSI)は67で通算4アンダーの20位。世界ランキング1位のネリー・コルダ(23=米国)が15アンダーで首位を守った。

 18番でパーパットを外した瞬間、悔しげな表情を見せた。それでも稲見はグリーンを下りると「最後のボギーはもったいないけど、楽しく回れた」と笑顔になった。

 「あまり優勝争いしている感覚はない」と言いながら、3番で11メートルのバーディーパットをねじ込んでエンジンがかかった。5番パー5でも伸ばし、距離の短いパー4の6番は1オンして連続バーディー。13番は4・5メートルを沈めてガッツポーズ。「上位で戦う時は一つのバーディーへの思いも強くなる。イエーイという気持ちが大きかった」と笑った。

 「3日間ティーショットが曲がっていない。ラフから打つ回数が少ないのがスコアにつながっている」。3日間のフェアウエーキープ率は全体1位の83・33%。パーオン率も全体3位の79・63%でアイアンも好調だ。

 「メダルはもちろん欲しいけど、欲しいからこそ自分を追い込む必要はない」。闘志を胸に秘めて最終日に向かう。首位のN・コルダは抜け出しているが、2位以下は混戦模様。男子に続いてメダルを懸けたプレーオフになる可能性もある。国内ツアーで3戦全勝とプレーオフに強い稲見は「プレーオフなら負けないという気持ちはあるか」と聞かれると「あります」ときっぱり言い切った。

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2021年8月6日のニュース