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スポーツクライミング・野中生萌 見事に銀メダル! 満身創痍の体で奮闘

[ 2021年8月6日 21:57 ]

東京五輪第15日 スポーツクライミング女子複合決勝 ( 2021年8月6日    青海アーバンスポーツパーク )

スポーツクライミング・女子複合の野中生萌(AP)
Photo By AP

 東京五輪からの新競技スポーツクライミングの女子複合決勝で野中生萌(みほう、24=XFLAG)が銀メダルを獲得した。

 野中は第1種目の「スピード」で3位。第2種目の「ボルダリング」でも3位と、総合力を発揮。第3種目の「リード」でも5位と粘り、メダルを獲得した。

 約1カ月前に右膝、その後に右手首を痛める満身創痍(そうい)の状態ながら、予選を突破。決勝では「骨1本でも2本でも、折れてもいい。全力で頑張ります」と気合を入れていたが、悲願の初代メダリストとなった。

 東京都出身の24歳が地元・東京で輝いた。ボルダリングを得意とする野中は16年には世界選手権で銀メダルを獲得。18年には、W杯で初の年間総合優勝した。19年には世界選手権複合で日本勢2番目となる5位に入った。五輪出場資格を巡る混乱の末、野中は昨年12月12日に代表に決定し、ようやく夢切符を手に入れた。もやもやを抱えていた状態は解消され、挑んだ12月末の複合ジャパンカップで連覇達成した。

 大舞台を前に、スピードにも磨きをかけた。5月のスピードW杯では、当時の日本記録となる8秒20をマークし、日本女子初の表彰台となる銅メダルを獲得。「壁を破った感覚があった」と確かな手応えをつかんだ。さらに、6月のスピードのジャパン・オープンでは日本新記録を連発。複合でも2位となり、大本番を前に好成績を収めていた。

 ◆野中 生萌(のなか・みほう)1997年(平9)5月21日生まれ、東京都出身の24歳。東京・日出高(現目黒日大高)卒で、XFLAG所属。クラシックバレエと体操で身につけた柔軟性を生かし、ダイナミックな動きが持ち味。得意種目のボルダリングは16年世界選手権で銀メダル。18年W杯で初の年間総合優勝。19年世界選手権複合で日本勢2番目の5位に入った。1メートル62。

 ▽スポーツクライミング複合 スピード、ボルダリング、リードの総合成績で争う。各種目の順位を掛け合わせた数字が少ない方が上位となる。予選は20人で実施し、スピードは2本登ってタイムが速い方を採用し、ボルダリングは4課題に挑む。8人の決勝ではスピードはトーナメント戦で順位を決め、ボルダリングは3課題。リードは予選、決勝ともに1課題で実施する。

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