レスリング・向田 19年に婚約の志土地コーチとともに世界一へ「メダルかけられるように頑張りたい」

[ 2021年8月6日 05:30 ]

東京五輪第14日 レスリング女子53キロ級準決勝   向田真優6ー3ボロルトゥヤ ( 2021年8月5日    幕張メッセ )

安定感のある試合運びで決勝進出を決めた向田真優(左)(撮影・北條 貴史)
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 女子53キロ級で初出場の向田真優(24=ジェイテクト)が準決勝でモンゴル選手を6―3で下し、6日の決勝に進んだ。第2ピリオドに鋭いタックルでテークダウンを奪い、一気に点差を広げた。銀メダル以上確定に「この日のために練習してきた。勝つことができて良かった」と少しだけ表情が緩んだ。

 リオ五輪では、この階級をけん引してきた吉田沙保里の練習パートナーを務めた。吉田の4連覇が阻まれた瞬間も見ており、その後継者として日本勢2大会ぶりの覇権奪回を狙う。「最後1試合、気持ちを強く持って、東京五輪は金メダルで終わらせたい。メダルを志土地コーチにかけられるように頑張りたい」。19年に婚約したセコンドの志土地コーチの思いとともに、大一番に向かう。

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