金メダリスト喜友名諒 空手界のダビデ像と称される肉体美 佐久本師範は「蹴りの強さは1トン」と語る

[ 2021年8月6日 21:03 ]

東京五輪第15日 空手男子形決勝 ( 2021年8月6日    日本武道館 )

<東京五輪 空手 男子形予選>予選で演武を行う喜友名諒(撮影・北條 貴史)
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 空手の男子形で喜友名諒(31=劉衛流龍鳳会)が金メダルを獲得した。決勝では、28・72点をマーク。ダミアン・キンテロ(37=スペイン)の27・66点を上回り、沖縄県出身選手では初の金メダリストとなった。

 脱いでも凄い男だ。約5万6800人のフォロワーを持つインスタグラムでは、たびたび筋肉美を披露。盛り上がった大胸筋に、シックスパックとなった腹部。そして両腕にもパンパンに筋肉がつまっている。毎日の稽古に加え、筋力トレーニングも欠かさず作り上げたボディーは、空手界のダビデ像と称賛されるほど。喜友名を指導する佐久本嗣男師範によれば、「蹴りの強さは1トン」。「蹴る」のではなく「蹴り砕く」と表現される形の源になっている。

 18年からは味の素のサポートを得て、栄養面でも黄金ボディー作りに着手。以前は専門的な知識に乏しく、タンパク質と共に脂質を取り過ぎていたが、脂質カットに取り組み、本人も「パンパンしていて、いい感じ」という体に仕上がった。精神性が重要な空手だが、科学的な手法も取り入れて、世界一強く美しい形を作り上げた。

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