【ゴルフ】実戦離れが後半に影響した松山 でも2アンダーなら心配ない-深堀圭一郎の目

[ 2021年7月30日 05:30 ]

東京五輪第7日 ゴルフ男子第1R ( 2021年7月29日    埼玉・霞ケ関CC=7447ヤード、パー71 )

男子 第1ラウンド、9番で汗を拭う松山英樹
Photo By 共同

 ぶっつけ本番となった松山は、実戦から離れていた影響が後半に出てしまった。前半で4バーディーと好スタートを切ったが、9、11番でティーショットを曲げてからリズムが悪くなった。

 試合に出続けていれば、ミスが出ても修正するのにそれほど時間はかからない。しかし実戦から遠ざかっていると、同じように球を打っていても力の入り方が違う。試合で球数を打っていれば、体の中から力が出る。しかし、休み明けだと体の外側の筋肉に力が入って、ガチガチになる感じがある。ボールが曲がりだすと、そうした違和感に過剰に反応してしまう。

 でも、心配するようなところは全くない。基本的にスイングを見ても、何かがズレているようなところは少しもない。欲を言えばもう1つ2つスコアを伸ばしたかったが、2アンダーなら十分。彼は適応能力が高いから、今日一日回れたことで状態もグッと上がっていくはずだ。

 星野は大舞台の緊張感もあって、序盤は少しバタバタした。スコアは伸びなかったが、状態は悪くない。あとはアイアンショットを狙った位置にいかに持っていけるか。それをしっかり打てるようになると、星野本来の強気のパットも光ってくる。(プロゴルファー)

続きを表示

2021年7月30日のニュース