男子3000障害予選 三浦龍司 自身の日本記録を更新し決勝進出「外国人選手の力を借りながら積極的に」

[ 2021年7月30日 10:10 ]

東京五輪第8日 陸上男子3000メートル障害予選 ( 2021年7月30日    国立競技場 )

レース後の三浦龍司(ロイター)

 陸上男子3000メートル障害予選が行われ、日本記録保持者の三浦龍司(19=順大)が8分09秒92で決勝に進出。自身の持つ日本記録の8分15秒99を更新した。8月2日に決勝が行われる。

 試合後のインタビューでは「最初1000メートルが2分40秒と早かったのでどうなるかなと思ったんですけど、後半の外国人選手の力を借りながら積極的にそのまま行くことが出来たと思うので、ラストの切れ味は外国人選手に比べればもうちょっとかなと思うんですけど。記録もこうやってついてきてましたし、目標の決勝進出っていうのも達成できたので2日後思い切って、これ以上全力を出し切れるように調整していきたいと思います」と試合を振り返った。

 決勝に向けて「切れ味をどれだけ良くしていくっていうのが課題というか決勝につながると思うのでしっかり疲労を落としながら、今日の走りを振り返っていきたいと思います」と口にした。

 今回のタイムについて「1ケタ台っていうのはまだまだ先の目標かなと思っていたんですけども、達成することが出来てレースも記録も物にできたなと思うのですごくいい試合だったと思います」と話し、初めてのオリンピックの舞台での記録更新に「あまり考えすぎることなく、怖気ずくことなく行くことが出来たのでそれが1つの結果の要因かなと思います」と語った。

 最後に「決勝進出するということで、記録は出たんですけどそれ以上の記録、走りの強さっていうのを見せていかないといけないのでどんな展開になろうとタフについてってラスト勝負しに行くレースをしていきたいと思います」と決勝に向けて闘志を燃やしていた。

 ◇三浦 龍司(みうら・りゅうじ)2002年(平14)2月11日生まれ、島根県浜田市出身の19歳。小学1年から陸上を始め、浜田東中ではジュニア五輪などに出場。京都・洛南高では19年インターハイ3000メートル障害で2位。20年10月の箱根予選会では1時間1分41秒で大迫傑のハーフマラソン20歳以下日本記録を更新。今年5月の東京五輪テスト大会で8分17秒46を出し18年ぶりに日本記録を更新した。1メートル67、55キロ。

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2021年7月30日のニュース