トランポリン・森 まさかの予選敗退…19年世界選手権の女王が2回目演技で痛恨失敗

[ 2021年7月30日 14:30 ]

東京五輪第8日 女子トランポリン ( 2021年7月30日    有明体操競技場 )

<東京五輪 トランポリン 女子予選>予選2回目でバランスを崩して演技を中断し、呆然の森ひかる(撮影・北條 貴史)
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 トランポリン女子の森ひかる(22=金沢学院大ク)が、予選13位と振るわず、敗退する波乱があった。

 森は予選の2回目の演技で失敗し、途中で演技をやめたため、2回目は16・425点。1回目の47・350点と合わせて、63・775点で終了し、上位8人まで進める決勝へ進出できなかった。

 森は2013年、14歳で出場した全日本選手権で史上最年少優勝を果たし、19年世界選手権を制した日本のエースだけに、決勝を逃すのはまさかの事態。日本勢の男女を通じて初のメダル獲得は期待されていた。

 前日29日の公式練習では「世界選手権とは雰囲気が全然違う。東京2020と会場中に書いてあって、これが五輪だなと思った」と話していたが、予想外の展開となった。

 同じく日本代表の宇山芽紅(25=スポーツクラブ テン・フォーティー)は決勝へ進んだ。

 ◇森 ひかる(もり・ひかる) 1999年(平11)7月7日生まれ、東京都足立区出身の21歳。4歳でトランポリンに出合い、高校1年で名門の金沢学院東(現金沢学院)高に転校。金沢学院大2年。13年の全日本選手権個人を史上最年少の14歳で優勝した。世界選手権では18年のシンクロナイズド、19年の個人&団体で金メダル。1メートル59、51キロ。

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2021年7月30日のニュース