福田正博氏 スペイン要注意人物に“心臓部”3人「自由にやられたら勝ち目はない」も「抑えたらいい形が」

[ 2022年11月28日 18:32 ]

福田正博氏
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 元サッカー日本代表FWで解説者の福田正博氏(55)が28日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の1次リーグE組で日本のスペイン戦を展望した。

 日本はドイツ戦の金星から一転、27日にはコスタリカに0―1で敗れ、決勝トーナメント進出へ厳しい状況になった。福田氏も「いやあ…という感じです。すごくショックでしたよ。こんなにショックを受けたことは久しぶりだなというくらい」と、コスタリカ戦の衝撃を口にした。

 12月1日(日本時間同日深夜4・00)の最終戦の相手は、優勝候補スペイン。福田氏は日本の先発メンバーにMF伊東純也、三笘薫を推した。「スペインはボールを持つので、両サイドバックが高いところに来る」と、相手が前掛かりになったところで両サイドのスペースを2人が狙うチャンスがあると分析。「ここのスペースをうまく使いながら、カウンター攻撃の起点になって、ゴールに迫っていく戦い方が理想」とした。

 相手の中盤には危険人物が3人いるという。MFブスケッツ、ペドリ、ガビで、福田氏は「この3人はバルセロナというチームで一緒にやっているんですね。非常に連携面も高いですけど、スペインの心臓部分です。この3人に自由にやられたら、ちょっと勝ち目はないです」と厳しい戦いを予測。一方で、「この3人をどうやって抑えるかがポイントになりますけど、それができたら、必ずカウンターアタックでいい形が作れると思います」と力を込めた。具体的には「誰かが誰かを見るのは難しいので、チーム全体で彼らに自由にプレーさせるスペースと時間を与えない。サッカー的に言うとコンパクトに守る」ことが重要だとした。

 日本が敗れたコスタリカの戦いも参考になるという。「(コスタリカのように)引くかは別ですけど、できる限り自由なスペースを与えない。日本もコスタリカ戦、どこにパス出していいか分からない状況でしたね。ああいう状況をスペインにどれだけ長い時間、作れるか」と指摘。「90分間は無理だと思うんですよ。それをできる限り長い時間、作る努力をするためにハードワークが絶対必要です。汗かかないと」とエールを送った。

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2022年11月28日のニュース