市船OBペナルティ・ワッキー 痛感した「W杯は甘くない、サッカーって怖い」次は勝つ時!

[ 2022年11月28日 05:16 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組   日本0―1コスタリカ ( 2022年11月27日    A・ビン・アリ競技場 )

母校の市立船橋高サッカー部のユニホームを着て日本代表の戦いを見守ったワッキー
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 【観戦記】コスタリカに敗れた日本代表。ドイツ戦とは対照的にボールを支配する時間帯も長かったが、無得点に終わった。強豪の市立船橋高サッカー部で全国優勝経験のあるお笑いコンビ「ペナルティ」のワッキー(50)が観戦記を寄せた。

 いや~、ショックですね!「ドイツに勝ったんだから、コスタリカに負けるわけないだろう」と国民のほとんどが思ってたでしょ。僕もそう。ちょっと浮かれてたと思います。コスタリカの後半のシュートは1本。それが入るんです。W杯は甘くない、サッカーって怖いなと思いました。

 ドイツ戦は相手のシュートが枠に行かないとか、奇跡的なことが重なって勝てた。勝ったから強くなったわけではない。この試合を見ても、少し奇跡的な何かが起こらないと、まだ日本はダメなのかなと思っちゃいました。

 相手が引いて守る時間帯が長かったですね。引いて守るチームを相手にすると、どこの国だって苦戦する。その時は個の力で打開しなければならない。それが期待できるのは、三笘薫選手や伊東純也選手。三笘選手はサイドをえぐってえぐってマイナスのパスを出す黄金パターンがある。この試合でもその形があったけど、点に結びつかなかった。次戦までの短期間でこのパターンのコンビネーションの精度を上げてほしい。スタメンで使ってくれないかな…。

 期待していた鎌田大地選手もボールロストが多く、アイデアも乏しかった。一方で遠藤航選手の存在感は際立っていた。ただ、守備に加えてゲームメークまでやらなきゃいけないとなると、仕事が多くなりすぎる。チームが“遠藤航依存症”になるので気をつけて。

 良い時もあれば悪い時もある。勝つ時も負ける時もある。それがフットボール。次は勝つ時。国民が一丸となって応援しましょう!

 ◇ワッキー(わっきー、本名脇田寧人=わきた・やすひと)1972年(昭47)7月5日生まれ、北海道出身の50歳。ボケ担当。市立船橋高校サッカー部時代にインターハイで全国制覇。94年、高校のサッカー部の先輩だったヒデとお笑いコンビ「ペナルティ」を結成。趣味は麻雀。1メートル78。血液型B。

 ▼ナオト・インティライミ これが世界の壁か…。簡単な試合ではないことは分かっていたが、ここで勝ち点を取りきれなかったことは痛恨であるというのが本音だ。しかしどんなことが起きようとも、どんなにギリギリでも、1次リーグ2位に滑り込んで、決勝トーナメントに行ければそれでいいのだ。残すはスペイン戦!ドイツに勝った日本なんだから、スペインにだって何か起こせる可能性は十分ある。再び世界を驚かそうじゃないか!

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