細野晴臣「米国だったら大ヒットですよ」森高千里のプロデュースアルバムでお気に入りの曲を紹介

[ 2022年11月28日 10:53 ]

森高千里
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 ミュージシャンの細野晴臣(74)が27日深夜放送のフジテレビ「Love music」(日曜深夜0・30)に出演。歌手・森高千里(53)のプロデュースについて振り返った。

 今回の放送は番組MCを務める森高千里のデビュー35周年を記念した企画。森高が「今、お会いしたい方、ナンバーワン」として1998年に発売された自身のアルバム「今年の夏はモア・ベター」のプロデュースを手がけた細野との対談を熱望し、実現した。

 同アルバムには細野が手がけた「東京ラッシュ」や「風来坊」といったカバー曲も収録されている一方で、森高が作詞、細野が作曲したした「Hey!犬」や「カリプソの娘」なども収録されている。

 細野は森高の作詞について「ジンジンジングルベルとかもそうだけど、言葉がすごい」と世界観を称賛。森高も「良いものを書こうと思ってないので、好きに自分に合う言葉で自分が歌うのでOKみたいな」と説明した。

 細野は中でも「Hey!犬」がお気に入りと明かし「これこそ歌詞見て、すぐ作り出した。ヘイ犬?面白いって」とすぐに作曲に取りかかったといい「犬がテーマって日本であまりない。アメリカにはあって、僕もチャウチャウドッグを作ってるし、犬仲間だって思って」と共感を覚えたと振り返った。

 その上で「でも、こういうのノベルティーソングっていうんですけど、ラブソングとちょっと違うと思って作ったけど、よく後で見てみると、これはラブソングですね。犬は誰なのか?」と犬が思っている人ではないかと想像をめぐらせ、森高の持つ独特な作詞のセンスを改めて称賛していた。

 そして「これは曲も好き。自分の中でもベストに入ります。アメリカのゼ・コースターズってグループのサウンドそっくりなんですよ。リズムとか。米国だったら大ヒットですよ」と語った。

 一方の森高は「全然そんな風に思ってなかった。犬はすごい好きで犬をテーマにしたことないなって、なんで泣いてるのか分からない。赤ちゃんがどうして泣いてるのか分からないところあるじゃないですか。そういうのをできれば面白いなと思って書いたんです」と犬が誰なのか想像をめぐらせていた細野の読みの深さに驚いていた。

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