白石和彌監督 女優の了承なく濡れ場撮影報道否定し謝罪「映画盛り上げたい気持ちが加味してしまった」

[ 2022年9月8日 12:38 ]

映画監督・白石和彌氏
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 「凶悪「孤狼の血」などで知られる映画監督の白石和彌氏(47)が8日、自身のツイッターを更新。一部週刊誌で、女優の了承をしっかり得ないままに濡れ場シーンを撮影したと報じられた件についての説明文書を公開した。

 問題となったのは、2016年7月に行われた白石氏、女優矢吹春奈が出席した映画「日本で一番悪い奴ら」のトークイベントで語られた撮影秘話。主演・綾野剛演じる悪徳警察官野と、矢吹演じる高級クラブのホステスとの大胆な濡れ場シーンについて、台本には当初書かれていなかったが監督の白石氏と綾野が演出を相談する中で急きょ追加。矢吹には「(キスの)先までいくかも」という説明程度で撮ったと話していた。6年前のこのイベントレポートが、SNSで拡散され物議を醸していることが報じられた。

 白石氏は「トークイベント時にお話した内容に関しましては、イベントにおける演出と観客を前に少しでも公開したばかりの映画を盛り上げたいという私の気持ちが加味してしまったもので、事実ではありません」と報道内容を否定した。

 「当該シーンに関しましてはキャストと内容について真摯に話し合い、キャスト、マネージメントの方々にも事前にご了承を頂いた上で撮影をしております」と釈明。「今回、改めて第三者を通して矢吹春奈様に確認しましたが、撮影時の認識に相違はありません」と、矢吹本人にも確認した上での見解であるとした。

 その上で、「トークイベント時にお話した内容が、多くの方の誤解を招きました事は、私の不徳の致すところと認識しております。ご迷惑をお掛けした皆様にはお詫び申し上げます」と謝罪した。

 さらに、「いつも日本映画界の発展と改善を思いハラスメントや労働環境に関して発言して参りましたが、その思いに変わりはありません」と宣言。「私自身、失敗を繰り返しながら、その都度反省し、アップデートをするためには何が出来るのか、スタッフ、キャスト、関係者と話し合っております」とし、「今後も二度とこのようなことのないよう、自らを律し、少しでも日本の映画界に貢献できるよう活動して参ります」と締めた。

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