映画監督・小林政広さん死去 68歳、横行結腸がん「バッシング」「愛の予感」などで国際的評価

[ 2022年9月8日 05:00 ]

小林政広さん
Photo By 共同

 「バッシング」「愛の予感」などで国際的に評価された映画監督の小林政広(こばやし・まさひろ)さんが8月20日、横行結腸がんのため死去した。68歳。東京都出身。故人の遺志により葬儀は行わなかった。

 フォーク歌手として活動後、脚本家を経て1996年「CLOSING TIME」で監督デビュー。98年「海賊版」、01年「歩く、人」がカンヌ国際映画祭のある視点部門に選出。05年、イラクで起きた日本人人質事件をヒントにした「バッシング」で同映画祭のコンペティション部門入りを果たした。

 07年「愛の予感」で、スイス・ロカルノ国際映画祭の最高賞に当たる金豹賞を受賞。近年では仲代達矢主演の「春との旅」「日本の悲劇」「海辺のリア」などを発表していた。

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