旧統一教会と接点の自民国会議員179人 柳沢秀夫氏、調査対象の拡大を期待「地方議員はどうなんだ」

[ 2022年9月8日 18:12 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 ジャーナリストの柳沢秀夫氏が8日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、自民党が公表した、党所属の国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点に関するアンケート結果について私見を語った。

 自民党の茂木敏充幹事長は、党所属の国会議員379人に実施したアンケートの集計結果を発表。半数に近い179人が教団と何らかの接点があったことを明らかにした。説明によると、教団や関連団体の会合に出席したと回答した議員のうち、9割近くが関連団体と認識していなかったという。また、教団や関連団体に選挙支援の依頼、組織支援、動員の受け入れを受けたと答えた議員は、斎藤洋明衆院議員、井上義行参院議員の2人だった。茂木幹事長は「決して少ないとは思っていません。だから重く受け止めています。率直に反省している」と述べた。

 柳沢氏は「気になるのは、いろんな会合への出席とか、講演をした時に、“本人は認識していなかった。旧統一教会の関連団体という認識がなかった”というのが9割近くだと。これについては、社会的問題を持った団体と認識していなかった、認識不足だったということは反省しないといけないこと」と、認識の甘さに驚きを口にした。今回のアンケート調査は、党所属の衆参両院議員だけが対象。柳沢氏は「ここまでくると、国会議員が対象ですけど、地方議員はどうなんだと」と、地方議員へ調査を広げる必要性にも言及した。

 また、今後も教団と密かに関係を保つなどしたケースについて、「その辺をどうするのか」と疑問。「我々国民としても、今日の説明を聞いて終わりじゃなくて、始まりのような気がするんです。ここからどうするかという話だと思います」と話した。

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2022年9月8日のニュース