日本テレビ 10月は小幅改編 G帯わずか1・4%の低改編率「4月改編も深く根付かせていく」

[ 2022年9月8日 16:13 ]

日本テレビ
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 日本テレビは8日、10月期改編説明会をオンラインで行い、この秋の番組改編の骨子などを発表した。

 この秋の改編のテーマは「視聴エンゲージメントの強化!~OFFからONへ、ONからFANへ、FANからBUZZへ~」。改編率は全日4・1%、ゴールデン帯(午後7時から10時)1・4%、プライム帯(午後7時から同11時)13・2%となった。前回今年4月の改編率は全日8・3%、ゴールデン帯(午後7時から10時)11・0%、プライム帯(午後7時から同11時)20・4%だったため、かなり低めの改編率となった。

 同局は今年1月から8月まで個人視聴率で全区分で1位を確保しており、同局コンテンツ戦略局の木戸弘士編成部長は「コアターゲット戦略を重点的に、とはいえ、全体の皆さまにもご支持いただけるタイムテーブル、番組作りに取り組んでいきます」とコメント。小幅な改編の理由として「4月改編とセットで考えているところがあり、4月に取り組んだ改編も10月以降も深く根付かせていくところも含めて視聴者とのコミュニケーションを取って、より支持を獲得していくという位置づけで10月改編で取り組んでいる」とした。

 木戸編成部長は「コンテンツ視聴のコミュニケーション強化を図って、生活者&スポンサーの皆様に、積極的に愛していただける番組&タイムテーブルを目指します。多種多様なPFで数多く流通するコンテンツの中から、積極的に選択・支持され、新たなファンがデジタル領域を介して更に拡大する好循環構築のために、『視聴エンゲージの強化』を改編テーマに据えました」と説明した。

 改編ポイントはGP帯と深夜帯だとし、GP帯ではお笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーがMCを務める教養バラエティー番組「カズレーザーと学ぶ。」がスタート。初回放送日は10月25日で、に話題のニュースを切り口に「今絶対に知っておきたい人生が変わる新知識」を学ぶ“人間の心理”“物事の本質”までをひも解く知的カタルシス満載の超ポップで刺激的な新感覚ハードコア教養バラエティー。これに伴い、放送中の「一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!」は終了する。

 また、水・土・日の3枠のドラマ、朝の情報番組「ZIP!」の朝ドラマの作品と話題化施策の強化する。企画決定の早期化戦略を継続し、クオリティ向上や早期の宣伝戦略策定など、メリット最大化を目指すとし、人気原作の獲得、人気脚本家とのタッグ成立で話題性を喚起し、更に、前例にとらわれないPR改革との相乗で強化を図る。

 水曜ドラマは女優の奈緒が主演する「ファーストペンギン!」(水曜後10・00)、土曜ドラマは「Kis―My―Ft2」玉森裕太が主演する「祈りのカルテ 研修医の謎解き観察記録」(土曜後10・00)、日曜ドラマは優の清原果耶が主演する「霊媒探偵・城塚翡翠」(日曜後0・30)をラインアップする。

 深夜帯は昨年9月末をもって13年の歴史に幕を閉じた「アナザースカイ」が「Google Pixel presents ANOTHER SKY」として復活。おなじみの金曜後11時の枠で、1年ぶりにレギュラーとして完全復活。豪華ゲストが世界の縁りの地を訪れて、人生観や仕事観などを語り尽くす綺麗な映像と素敵な音楽で紡ぐ、至高のヒューマンドキュメンタリーで、今田耕司と中条あやみが3年半ぶりにタッグを組む。

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2022年9月8日のニュース