長嶋一茂 父・長嶋茂雄氏の「天才ってこれなんだよ」と思った“指導法” 王貞治氏も同様

[ 2022年8月2日 19:53 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(56)が2日放送のテレビ東京系「ありえへん∞世界」(後6:25)に出演し、父で巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(86)に対し「天才ってこれなんだよ」と思った瞬間を明かした。

 長嶋家は「放任主義だった。ただやりたくて自分で始めたことは最後まで諦めずにやれと。そのかわり何やってもいいと。これやっちゃダメ、あれやっちゃダメという規制は全然なかった」とし、家の庭で友達とキャッチボールし、茂雄氏が趣味にしていた数千万円もする盆栽を割ってしまっても「1回も怒られたことがなかった」と話した。

 一茂は、茂雄氏が「小学校3年まで現役だったから、ケガとか考えて…」と、小さい頃にはキャンプや自主トレ、遠征などで家にいないことが多かった父との距離感を語り「他の親子の距離感を後で聞くと、もうちょっと近いのかなという気がする。反抗期で親父に何か反抗したかったと思うもん」と明かした。

 それでも「ただ俺ね、親父の名誉のために言うとキャッチボールはやってくれた」と言いながらも、会話などは一切なく「親父と真剣にキャッチボールするのがプロへの近道だと思っていたから」とした。また、素振りでも「アドバイスはまずない。最低でも200スイング、300スイングしてからやっと一言ボソっと『今のだ』」と言われたことを明かした。

 だが、茂雄氏は同じことを愛弟子の松井秀喜氏にも行っていたと説明。「松井君がメジャーリーグに行った時にスランプに陥ったんですよ。その時に海外電話で『松井振ってみろ』って親父が言って、松井君のお付きの人がスイングの近く受話器を持っていった。それが300スイング超えた時に親父が『それだ!』って言った。それは何を聞いていたかって言うと、バットが空気を切り裂く音が変わったって。見えてないんだよ。でも今のそのフォームを忘れるなって。で、松井が次の日3本ホームラン打った」とした。さらに、王貞治ソフトバンク球団会長も、中日、阪神で活躍した大豊泰昭さんに同じような指導をしていたと話し、「天才ってこれなんだよ」と話した。

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2022年8月2日のニュース