SixTONES京本大我 座長の大任に「光栄」 滝沢副社長の初演出ミュージカル

[ 2022年7月17日 04:00 ]

舞台「流星の音色」の制作発表を行った(左から)内海光司、新妻聖子、京本大我、真彩希帆
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 SixTONESの京本大我(27)が16日、都内で主演舞台「流星の音色」の製作発表に出席した。物語や楽曲を一から作るオリジナル作品。一年に一度だけ橋が架かる2つの星で生まれた初めての恋と悲劇が描かれ、京本は海の星の王子役。「お客さまの心をしっかりつかんで帰ってからも余韻の残るような作品にしたい」と意気込んだ。

 演出を手がけたのは、滝沢秀明ジャニーズ事務所副社長(40)。これまで「滝沢歌舞伎」「少年たち」などの演出を担当してきたがミュージカル演出は初めてだ。約1年半前、京本の「ミュージカルをやっていきたい」という発言を受け、構想を開始した。頭に浮かんだ題名「流星の音色」を基に準備を進めてきた。「お客さまが喜ぶ物を作るというゴールは変わらない」と力を込めた。

 一方で、真彩希帆(年齢非公表)や新妻聖子(41)も出演することから「僕らがやってきたエンターテインメントとミュージカルの世界の化学反応で新しいものができる」と自信を示した。

 京本は、舞台音楽制作に初挑戦。作詞作曲への強い願望を感じ取っていた滝沢氏が“Youやっちゃいなよ”とジャニーイズムを継承し、指名した。京本は快諾し、その日にはテーマ曲を完成。ツアーの道中でも作業を行い、7曲を作詞作曲。滝沢氏は「音楽に対する姿勢やセンスは凄く評価したい」と太鼓判を押した。

 2人にとって公演が行われる新橋演舞場は特別な場所だ。京本が11歳の時に初対面を果たしたのが同所の楽屋で、その後「滝沢歌舞伎」などで共演してきた。

 京本にとって滝沢氏は「アイドルに初めて会って感動したのが滝沢君。そこから舞台人としていろんな経験を積ませてもらって感謝しかないですし、迷った時に(しかるべき方向に)導いてくれる」という特別な存在。それだけに「いつか演舞場に滝沢君と帰ってきたい」という願望があったといい「こんなに早く滝沢君演出で座長として立たせていただけて光栄」と感慨に浸った。東京公演は来月2~17日に新橋演舞場で行われ、その後愛知、京都、広島でも上演される。

 ≪ジャニーさんの祭壇に活躍誓う≫ジャニー喜多川さんは2019年7月9日に亡くなった。命日に、滝沢氏と京本は稽古途中で黙とうをささげたという。稽古終了後には、京本は稽古場にある祭壇に向かって作品への思いやデビューしてから今までの思いを伝えたといい「音楽シーンに名を残せるグループになっていきたい」と決意を話した。滝沢氏は3年間を「あっという間だった」と回顧。「ジャニーさんの穴を完全に埋めるのは不可能なので、皆で必死になるべく埋めて(ジャニーイズムを)つないできた」と語った。

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2022年7月17日のニュース