藤井棋聖　永瀬王座との棋聖戦第4局始まる　戦型は千日手になった第1局以来相掛かり

十代最終対局となった棋聖戦第4局で永瀬拓矢王座（左）と対局する藤井聡太棋聖（日本将棋連盟提供）
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　藤井聡太棋聖（19）＝王将、竜王、王位、叡王含めて5冠＝が挑戦者に永瀬拓矢王座（29）を迎える第93期棋聖戦5番勝負第4局は17日午前9時、名古屋市の亀岳林・万松寺で始まった。先手は永瀬。対戦成績は藤井の2勝1敗で、藤井が勝てば3連覇を達成する。

　初手で飛先の歩を突いた永瀬に対し、同じく飛先の歩を突いて相居飛車を明示した藤井。5手目、戦型選択の岐路で永瀬が角頭を守る金上がりを示し、相掛かりへ進んだ。両者の対局では千日手になった第1局以来5局ぶり。

　両者の対戦成績は藤井の9勝4敗。昨秋以降永瀬が3連勝していたが、第2、3局での藤井の連勝で再び差が開いていた。