安倍元首相 “歴代最長”第2次政権の理由は反省ノート 田崎史郎氏「チームワーク強かった」

[ 2022年7月17日 18:55 ]

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が17日、BS朝日「激論!クロスファイア」(日曜後6・00)に出演し、8日に奈良市で遊説中に銃撃して死亡した安倍晋三元首相(67)の人心掌握術について語った。

 安倍元首相は、2度の政権で憲政史上最長の8年8カ月にわたり政権を担った。2次政権は7年8カ月。司会の田原総一朗氏から長期政権を保てた理由を尋ねられると、田崎氏は「1次の失敗を糧にして第2次政権を運営したと。非常にチームワークがいいんですね」と分析した。

 田崎氏は第1次安倍内閣崩壊後、安倍元首相が自身で付けていた反省ノートを目にしたことがあるという。「“人事は情に流されず”と書いてあった。情に流された人事を1次政権の時にやって、近い人ばっかり集めて、近い人たちがお互い仲悪いという。そういうところでガタガタになっていく。そういうことをしないでおこうということで、チームワークが強かった」と明かした。

 田原氏から「何で安倍さんは人を動かすことができたんだろう?」とと問われると、安倍元首相と懇意にしていた田崎氏は、「やはり会っていると楽しい人ですよ。すごく」と人柄の良さを挙げた。「意見が違う人でも自分が最後、直接説得するんです。“あなたの意見は分かるけれども…”と」。さらに「言われている方は、“安倍さんにそこまで言われるなら、自分の考えを強く出さないようにしよう”(となる)。人たらしって言葉はきれいじゃないですけど、人を動かすのは非常にうまい人ですよ」とも話した。

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2022年7月17日のニュース