藤井棋聖 3連覇へ「状態いい」、10代最後の公式戦も「いつも通り臨む」

[ 2022年7月17日 05:30 ]

棋聖戦第4局開幕式での藤井聡太棋聖(左)と永瀬拓矢王座(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第93期棋聖戦5番勝負第4局は17日、名古屋市中区の亀岳林・万松寺で第4局が指される。タイトルホルダーの藤井聡太棋聖(19)=王将、竜王、王位、叡王含む5冠=2勝、挑戦者・永瀬拓矢王座(29)1勝で迎える今局、藤井が勝てば3連覇。両者は前日の16日、現地で対局場検分、開幕式に出席した。

 13、14日に札幌市で行われた王位戦7番勝負第2局以来、中2日でタイトル戦をはしごする藤井。相変わらずのハードスケジュールにも「ゆっくり休めましたし、状態としてはいいかと思います」と現状を説明した。2年前の7月には中1日でタイトル戦をこなした経験もある。勝者の宿命だけに四の五の言っていられない。

 19日には20回目の誕生日を迎える。つまり今局が10代最後の公式戦。「それに対し意識することはないので、いつも通り臨みたい」とさらりとかわす。何歳になっても追い求めるのは盤上の真理だけ。求道者としての矜持(きょうじ)は相変わらず高レベルだ。

 万松寺では4年前に開催された第76期名人戦第5局で検討室を訪れて以来という。「今回は対局者としてこられたことをうれしく思います」。節目の一戦は午前9時にスタートする。

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2022年7月17日のニュース