「そこまで言って委員会NP」が安倍晋三元首相の追悼VTR放送 やしきたかじん氏と温泉で“裸対談”も

[ 2022年7月17日 15:38 ]

やしきたかじん氏
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 読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)が17日、参院選の街頭演説中に銃撃を受けて死去した安倍晋三元首相の追悼VTRを放送した。

 安倍元首相は、前進番組の「たかじんのそこまで言って委員会」を含めて計12回、この番組に出演。初登場は2004年、自民党幹事長に就任直後、14年に亡くなったやしきたかじん氏と辛坊治郎が永田町へ出向き、自民党本部で安倍元首相にインタビューした。

 たかじん氏が「将来的に幹事長(安倍元首相)自身は憲法を変えるべきだとお考えですか?」と問うと、安倍元首相は「私は憲法を改正するべきだと思います」とはっきり答えた様子が放送された。

 また、2010年には安倍元首相の地元、山口県の温泉でたかじん氏とともに「裸対談」が実現。たかじん氏が「今だから言えることは」と尋ねると、安倍元首相は「やっぱりね、自民党はリーダーの責任でもありますが、良い時は皆まとまってるが、調子が悪くなるとすぐに皆が足を引っ張るんですね。それが、外の敵から攻撃されるよりも身内に攻撃される方が辛い。堪えますね。そういうのを含めてリーダーは皆を引っ張っていかないといけない」と本音を答える場面もあった。

 さらに、総理大臣となった後の14年にもスタジオに出演。カレーとラーメンのどちらが好きかという質問には「ラーメン」と答え柔和な笑みを見せた一方で「拉致問題解決のためなら北朝鮮を訪問する覚悟がある?」という質問には「解決するということであれば、ただ行くということだけでは意味がない」と鋭く前を見据えた。

 そして、VTRの最後は自民党幹事長時代に色紙に言葉を書く様子を紹介。安倍元首相は「初心忘るべからず」としたためた。

 そして「初心は国家のために身を粉にして働く」と安倍元首相の力強い目と言葉でVTRは終了。「安倍晋三元総理のご冥福を心よりお祈りします」と突然の死を悼んだ。

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2022年7月17日のニュース